映画「万引き家族」「約束のネバーランド」などで話題の俳優の城桧吏(じょう・かいり)さんの映画初主演作「都会(まち)のトム&ソーヤ」(河合勇人監督、7月30日公開)に、市原隼人さん、本田翼さん、森崎ウィンさん、「ももいろクローバーZ」玉井詩織さんが出演することが5月24日、分かった。4人は、街中にリアルRPGゲーム「エリアZ」のゲームを仕掛け、主人公たちの前に立ちはだかる正体不明のゲームクリエーター集団「栗井栄太」を演じる。映画の本予告も公開された。
映画は、はやみねかおるさんの人気推理小説「都会のトム&ソーヤ」シリーズが原作。一見平凡だが、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ内藤内人と、学校始まって以来の秀才と言われ、一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也の対照的なタイプの2人が天才ゲームクリエーター集団「栗井栄太」が仕掛ける、街中を舞台にしたリアルRPGゲーム「エリアZ」に出現する数々の「謎」を解きゲームクリアを目指すため、都会のさまざまな場所を舞台に推理と冒険を繰り広げていく物語。
映画版は原作では描かれていないオリジナルストーリーを展開。主人公の内人を城さん、内人とバディーを組む相棒・創也を「スターダストプロモーション 第1回スター☆オーディション」で男子グランプリを射止め、本作が俳優デビューとなる酒井大地さんが担当。創也に思いを寄せる同級生・堀越美晴役で豊嶋花(とよしま・はな)さん、竜王創也のボディーガード・二階堂卓役で中川大志さんも出演する。「栗井栄太」が仕掛ける街中を舞台にしたリアルRPGゲーム「エリアZ」の謎解き監修はリアル脱出ゲームのイベント企画・運営を行うSCRAPが担当した。
「栗井栄太」は世界中で最も支持を集めるカリスマだが、その存在は神出鬼没で謎に包まれている天才ゲームクリエーター。ゲーム作りに命を懸ける「栗井栄太」のリーダー・神宮寺直人を市原さん、表向きは売れっ子冒険作家で、怒らせたら誰にも止められない「栗井栄太」“最恐”のシナリオ担当・鷲尾麗亜(わしお・れいあ)を本田さん、普段はおとなしい美大生だが、けんかと料理は最強の音楽とグラフィック担当・柳川博行を森崎さん、最も負けん気が強く、内人と創也をライバル視する天才プログラマーのジュリアス・ワーナーを玉井さんが演じる。
本予告は、内人が張り巡らされたトラップを通過し、創也がゲームを作っている「砦」にたどり着くところから始まる。世界で最も支持されている正体不明のゲームクリエーター「栗井栄太」が作った新作ゲーム「エリアZ」に招待される内人と創也。同級生の美晴とともにゲームの会場に入った内人と創也は、街が「エリアZ」として封鎖され、出現した「Z」が人々を襲う姿を目の当たりにする。ゲームと現実の境目を越えた危険な世界へと突入した街を6時間以内に救うため、内人は「やってやるよ!」と創也と美晴とともに壮大な冒険へと走り出す……という内容。
また主題歌は、バンド「緑黄色社会」が書き下ろした楽曲「アーユーレディー」に決定したことも発表された。