お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さんが、足ひれを装着する水泳競技「フィンスイミング」の日本代表に選出され、6月6~7日にイタリア・ラベンナで開催されるワールドカップマスターズ大会の50メートルサーフィスのV1(35~44歳)の部に出場することが明らかになった。5月7日、日本代表の公式ウエアを着て会見を開いた春日さんは、足ひれを抱えて「日の丸を背負うことになりました春日です。トゥース」と報告し、「行く以上は一番いい色のメダルを。最高でも金、最低でも金」と意気込みを語った。
春日さんは、バラエティー番組「炎の体育会TV」(TBS系)の企画で昨年10月からフィンスイミングの練習を開始。今年3月に行われた「フィンスイミングジャパンオープンマスターズ大会」に出場し、シュノーケルをつけて泳ぐ「50メートルサーフィス」で3位入賞を果たした。その後、4月末に日本代表に決定していた上位者に欠員が出たことから、日本代表に選出された。
代表入りは、4月30日に収録した「炎の体育会TV」で「どっきり的に知らされた」といい、「信じられない気持ち。喜びもありましたが、1位で堂々と行くのではなく、拾われた感じですから、逆にメダルを取らないといけないというプレッシャーがあった」と真面目な表情。3月の大会以降は練習を中止していたため、「おとといくらいから再開しました。(大会まで)1カ月を切っておりますから、できるだけ練習を」と気を引き締めていた。
本業のお笑いも変わらず続けていくといい、メダルを獲得した場合は「テレビの各局でレギュラー番組がほしい。ミニ枠でいいんでね。春日がどの番組をつけても出ているのが夢」とにんまり。しかし、相方の若林正恭さんにワールドカップ出場の報告をまだしていないといい、「たぶんこの報道で知ると思います」と話していた。
ワールドカップマスターズ大会の参加資格は、29歳以上。昨年は12カ国245人が参加した。日本からは16人が出場し、リレー種目をはじめ、9種目で金メダルを獲得した。