落語家の笑福亭鶴瓶さんやタレントの芦田愛菜ちゃんが声優を務める、9月公開の劇場版アニメ「怪盗グルーのミニオン危機一発」の発表会見が4月4日、東京都内で行われ、新に歌手の中島美嘉さんも日本語吹き替えに初挑戦することが分かった。登壇した中島さんは「緊張してるんですが、楽しくやれたら」とあいさつ。すでに実際、特報用の映像に声を入れたといい、本番のアフレコ収録に向け「難しいので、とにかく練習しまくろうと思います」と意欲を燃やしていた。
同作は、10年に公開された「怪盗グルーの月泥棒」の続編で、怪盗グルーはアグネス含む孤児三姉妹を育てながらマイホームパパになろうと平和に暮らしていたが、ある日超極秘組織「反悪人同盟」にスカウトされる......というストーリー。前作から引き続き、怪盗グルー役は笑福亭鶴瓶さん、アグネス役は芦田愛菜ちゃんが演じる。中島さんは怪盗グルーと恋に落ちる「反悪人同盟」の美人捜査感、ルーシー役で出演する。
会見には 鶴瓶さんと愛菜ちゃんも出席。中島さんは、自身の役に「お母さんになるかもしれないという役。そういう年になったのがショックですね。もう30(歳)なので」としみじみ。初めて会ったという愛菜ちゃんについて「こんなにちっちゃいのかって。もっと大きいと思ってた」と印象を述べ、笑いを誘った。
また、鶴瓶さんは、中島さんの声が入った特報用の映像を見て、「うまいですやん。(役と声が)合ってますね」と絶賛。台本はまだ読んでいないといい、2人の役どころについて「どこまで恋に落ちるんですかね? ま、アニメですからおかしなことにならないと思いますけど」とにやついた。さらに、愛菜ちゃんとの3年ぶりのタッグに、「こうやってまた会えたんでうれしい」と語り、「前は子供子供してたけど、きれいになった。お母さんもきれいになった」とユーモアを交えて愛菜ちゃんの成長を喜んでいた。(毎日新聞デジタル)