司馬遼太郎の幕末小説が原作で、役所広司さんが主演を務める映画「峠 最後のサムライ」(小泉堯史監督)の新公開日が6月17日に決定したことが3月31日、分かった。当初2020年9月25日に公開を予定していたが、コロナ禍の影響により延期となっていた。これまで計3回、約2年半の延期を経て、ついに公開となる。
映画は、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた国民的ベストセラー「峠」(新潮文庫)初の映像化作品。慶応4(1868)年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助(役所さん)は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指すが、談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す……というストーリー。
松たか子さん、永山絢斗さん、芳根京子さん、榎木孝明さん、渡辺大さん、東出昌大さん、佐々木蔵之介さん、AKIRAさんらも出演する。