俳優の本郷奏多さんが11月7日、東京都内で行われた映画「シネマの天使」(時川英之監督)の初日舞台あいさつに、主要キャストとともに登場。映画は実際に取り壊す「シネフク大黒座」で撮影されており、本郷さんは「取り壊す最中に撮影をしていて、日を重ねるうちに壁がはがれるなど映画館の姿が変わっていき、アスベストとか使ってないのかな、大丈夫かなと」独特の感想を語り、共演者からは笑いがもれていた。
映画は、2014年8月に122年の歴史に幕を下ろした映画館「シネフク大黒座」(広島県福山市)の閉館をめぐる人間模様を、実話やフィクションを織り交ぜながら描いた作品で、取り壊し間際の同館で撮影。閉館間近の映画館で働き始めたヒロインを藤原令子さん、その幼なじみで映画を撮ることを夢見るバーテンダーを本郷さんが演じた。舞台あいさつには共演の石田えりさん、及川奈央さん、時川監督らも登場。