アイドルグループ「モーニング娘。’15」を今年いっぱいで卒業する鞘師里保さんが12月24日、東京都内で写真集「鞘師里保全集2011－2015」（ワニブックス）の発売イベントを開催。「卒業まで約1週間。最近は毎日ファンの皆様と会う機会があるので寂しいというより、毎日が楽しい気持ち」と語った鞘師さんは、「今はやり切ったった気持ちでいっぱい。出せるものは出し切った」と卒業間近の心境を明かし、自身にとっての同グループの存在を聞かれると「モー娘。は家族」と答えた。

　その理由について、「モーニング娘。にいる中で毎日楽しく活動してきて、その中でメンバーとけんかすることもあったし、たまに嫌になっちゃうときもあったけれど、人として成長できた。その中から旅立つメンバーがいるという意味では、親に育てられて、そこから一人暮らしする子供みたいな形が（家族に）似ている」と説明。卒業を控えている鞘師さんに対し、メンバーは「私に気を使ってか、特別感を出そうとしていない」といい、「メンバーの気遣いを感じてありがたい」と感謝しつつ、卒業後の同グループの“センター”について聞かれると、「最近（メンバーは）自分の頑張る場所を見つけている。そういう経験を踏まえて（メンバーの）“センター争い”している姿を見たい。バチバチしている姿を見たい」と語った。

　同写真集は、2011年から同グループで活動してきた鞘師さんの5年間を一冊に詰め込み、約5万点の写真の中から厳選したカットの数々を掲載。価格は2500円で25日発売。同写真集について、鞘師さんは「改めてみると5年間で大人っぽくなれたんだなと感じる」と照れ笑いを浮かべ、出来を聞かれると「100点満点だと思う。今までの写真の中でこれというものを集めたので、ぜひ期待してほしい」とアピールした。