俳優の大泉洋さん主演の映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(前田哲監督、2018年12月28日公開)のポスタービジュアルと予告編が10月25日、公開された。予告編は、幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、残された人生を過ごす主人公・鹿野靖明が「俺が人生楽しんだらいけないのかよ!」と病院を飛び出し、わがまま放題に振る舞う姿が映し出されている。ボランティアの田中(三浦春馬さん)が「あの人のわがままは命懸けなんです」と話す場面も収められている。
映画は、渡辺一史さんのノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫)が原作。12歳で筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティーで人生を駆け抜け、2002年に亡くなった鹿野靖明さんと、共に生きたボランティアや家族の姿を描く。
予告編は、冒頭で医師に入院するようにと言われた鹿野が静かに残りの人生を過ごす姿が映ったかと思えば、一変して、ボランティアの田中に文句を言い、同じくボランティアの美咲(高畑充希さん)をデートに誘ったりと、自由奔放に振る舞う姿が映し出されている。また、病状が悪化しながらも「俺は一日一日が勝負なんだ」と鹿野が病と戦う姿も収録され、笑いあり涙ありの内容となっている。