「第87回アカデミー賞」で作品賞を含む最多4部門を受賞した映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(4月10日公開)の特別映像が4月6日、毎日新聞デジタルのYouTubeチャンネル「MAiDiGiTV」で先行公開された。「バベル」などで知られるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作で、特別映像では、オープニングからラストまで全編1カットかと見まがうような流れるカメラワークが特徴の本編の一部を見ることができる。
「バードマン」は、かつてヒーロー映画「バードマン」で主役を演じて大スターになるが、その後ヒット作に恵まれず、私生活もうまくいかず、失意のどん底にある落ち目の俳優リーガン(マイケル・キートンさん)が、再起を懸けてブロードウエーの舞台に立とうとするが……という物語。アカデミー賞では作品賞、撮影賞、脚本賞、監督賞の4冠に輝いた。
本作の撮影監督は映画「ゼロ・グラビティ」(2013年)で知られるエマニュエル・ルベツキさんが担当。今回の特別映像では、主人公のリーガンと、実力派俳優のマイク(エドワード・ノートンさん)が米NY・ブロードウエーを歩きながらテンポ良い掛け合いを見せるシーンから始まる、まるで一続きの映像のように見える臨場感たっぷりの映像に仕上がっている。