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 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)で、俳優のウィル・スミスさんが演じるランプの魔人ジーニーが名曲「フレンド・ライク・ミー」を歌う映像が5月28日、公開された。ジーニーが、三つの願いをかなえる魔法のランプの使い方を同曲に合わせてノリノリで解説する姿が収められている。

 公開された映像は、アラジンとジーニーの初めての出会いが映し出される。ジーニーはアラジンに魔法のランプについて歌を交えてノリノリで説明するが、清い心を持ち、欲望とは縁遠いアラジンは「どう願えばいいの?」と一言。あまりのアラジンの私利私欲のなさに、さすがの魔人も「今の歌で全部説明したろ!?」と頭を抱えてしまう……という内容。2人のコミカルな掛け合いが収録されている。

 ジーニーを演じたスミスさんは「今作に入っていく時、僕の心には恐れがあったんだ。ロビン・ウィリアムスが素晴らしい演技をしたからね。でもそんな恐れを克服させてくれて、『自分にはジーニーを演じられる!』と感じさせてくれたのが、この“フレンド・ライク・ミー”だったんだ!」と明かしている。続けて、「この音楽の奥底に、クラシックなヒップホップのビートを感じた時、『これぞ、自分の曲だ!』と感じられたんだ。そんなふうに、ヒップホップと遊んでいるうちに、ジーニーが生まれていったんだよ。“フレンド・ライク・ミー”を歌いながら、僕はジーニーを理解していったんだ!」と語った。

 「フレンド・ライク・ミー」の制作を担当したアラン・メンケンさんは、スミスさんが歌う同曲を初めて聴いた時のことを「ホッとしましたよ。とても素晴らしかったからです。私から何も指示を出す必要はありませんでした」と振り返り、「彼のパフォーマンスはロビン・ウィリアムスとはまた別のもので、独創的。そしてあのエネルギーね! 彼が自分の歌を歌い、大いに気に入ってくれているのですから。もう最高ですよ!」と絶賛した。

 「アラジン」は、人生を変えるチャンスを待つ青年・アラジンと、新しい世界に飛び出したい王女・ジャスミンの身分違いのロマンスと、三つの願いをかなえる魔法のランプをめぐる冒険を描いた物語。劇場版アニメが1993年に日本で公開された。実写映画では、アラジンをメナ・マスードさん、ジャスミンをナオミ・スコットさん、ランプの魔人・ジーニーをスミスさんが演じる。日本語吹き替え版では、アラジンの声を俳優の中村倫也さん、ジャスミンの声をミュージカル女優の木下晴香さんがそれぞれ担当する。

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