特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」の新作映画「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」(12月18日公開)の特別映像が12月6日、公開された。世界滅亡を図るエス(伊藤英明さん)の「死ぬつもりか?」との問いかけに、戦いに傷つきボロボロになった飛電或人(高橋文哉さん)が、「世界中の笑顔を守るためならな」と覚悟を決め、仮面ライダーゼロワン ヘルライジングホッパーに変身する姿が収められている。
ヘルライジングホッパーは、映画オリジナルの新フォーム。世界を破壊する力を持つ、地獄の象徴とも言える強大なライダーで、全身の深い赤色の装甲が特徴だ。エスが変身する仮面ライダーエデンとは、対照的な存在になるという。映像には「或人が選んだ答えとは」とのテロップも挿入され、或人の変身と同時に、辺り一面がヘルライジングホッパーの力に包まれ破壊されていく様子が一瞬、映し出されている。
「仮面ライダーゼロワン」は、元号が平成から令和に変わってから1作目となる仮面ライダーで、テレビシリーズは2019年9月~2020年8月に放送。テーマは「AI=人工知能」。ヒューマギア(人工知能搭載型ロボ)が実用化された世界を舞台に、AI企業「飛電インテリジェンス」の青年社長・飛電或人(仮面ライダーゼロワン)が、人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく姿が描かれた。
映画は「世界滅亡までの60分間を共に戦う、体感型タイムリミットサスペンス」。同時多発テロにより世界中が大混乱に陥る中、世界滅亡を図るエス(伊藤さん)を止めるべく立ち上がる飛電或人(高橋さん)のほか、不破諫(岡田龍太郎さん)、刃唯阿(井桁弘恵さん)、天津垓(桜木那智さん)、さらに「滅亡迅雷.net」の4人それぞれが真相を究明し、世界を救おうと奮闘する……という内容。鍵を握る女性・遠野朱音(山崎紘菜さん)、仮面ライダーアバドンに変身する謎の白服集団も登場する。
「仮面ライダーセイバー」の映画「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」と2本立てで公開される。