今年1月になくなったデビッド・リンチ監督の最後の長編映画「インランド・エンパイア」(2006年)が、4Kリマスター版「インランド・エンパイア 4K」として、2026年1月9日に公開されることが、わかった。予告編も公開された。
1月15日、78歳で生涯を閉じたリンチ監督。1976年のデビュー作「イレイザーヘッド」以来、“カルトの帝王”として世界中を魅了し続けた巨匠の長編最終作「インランド・エンパイア」が、生前の本人監修による4Kリマスター版としてよみがえる。
ハリウッド女優のニッキー・グレース(ローラ・ダーンさん)は、未完に終わったポーランド映画「47」のリメーク作「暗い明日の空の上で」に出演することになる。やがて共演者のデヴォン・バーク(ジャスティン・セローさん)と映画 さながらに不倫関係に陥り、映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる。現実と虚構の境界は次第に失われ、ニッキーの精神は崩壊へと追い込まれていく……というストーリー。