俳優の松坂桃李さんの主演映画「不能犯」(白石晃士監督)の本編の冒頭5分の映像が2月10日、公開された。映像は、とある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれるという噂の男がいる。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、依頼人も殺される……そんな噂話が囁かれる中、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる男が映し出されるシーンから始まる。
「不能犯」は、「グランドジャンプ」(集英社)に連載中の宮月新さん原作、神崎裕也さん作画の人気マンガが原作。都会で次々と変死事件が起き、警察が証拠を一切見つけられない中、現場では必ず黒スーツの男が目撃されていた。その男の名は宇相吹正。SNSで「電話ボックスの男」とうわさされる人物で、とある電話ボックスに殺人の依頼を残しておくと、どこからともなく宇相吹が現れ、ターゲットを確実に死に至らしめるという。その死因はどれも病死や自殺、事故などで、宇相吹の犯行はすべて立件不可能な犯罪(=不能犯)だった……というサスペンス。