女優の仲間由紀恵さんが、2017年1月にWOWOWで放送される宮部みゆきさんの同名小説を実写化した「連続ドラマW 楽園」に主演することが9月22日、明らかになった。仲間さんがWOWOWのドラマで主演を務めるのは初めて。仲間さんは「(WOWOWの作品は)社会派ドラマとして、壮大なスケールだったり、骨太な内容だったりというイメージがありました。今回お話をいただいた時、WOWOWドラマへの挑戦、そして同じく初となる宮部みゆき先生の作品ということでとてもうれしく思いました」とコメントしている。
「楽園」が実写化されるのは初めてで、累計発行部数420万部の大ベストセラー小説「模倣犯」の続編として前作から9年後の世界を描く。「死の山荘事件」のトラウマを抱える主人公の前畑滋子のもとに、亡くなった息子の等が、他人の記憶が見える特殊能力を有していたか事実を探ってほしいという奇妙な依頼がくる。等が描き残した絵が、16年前に起きた少女殺害事件と酷似していたため、その事件を調べ始める……というストーリー。
仲間さんは、ドラマについて「とてもテンポよくストーリーが展開されていきますが、いろいろな謎が分かっていくにつれ『その先は一体どうなるのだろう?』と引き込まれる内容になっています。なぜ事件は起こったのか……最終話に待ち受けている、タイトルにもある“楽園”に込められたメッセージとは? 全6話、最後まで楽しんでご覧ください」とメッセージを寄せている。
原作の宮部さんは「(仲間さんが)出演されているドラマや映画を楽しく拝見してきました。今回主人公を演じてくださることが何よりうれしいです」といい「『楽園』は多少スーパーナチュラルな要素の入るミステリーですから、ファンタジックな部分がどのようにリアルに映像化されるのか……私が一番オンエアを心待ちにしております」と話している。
ドラマは17年1月から毎週日曜午後10時に放送。全6話で第1話は無料放送。