三部けいさんのマンガが原作で、藤原竜也さん主演の映画「僕だけがいない街」(平川雄一朗監督、2016年3月公開)の特報映像が10月28日、公開された。事件を未然に防がなければ、同じ時間を繰り返す“リバイバル”という現象に巻き込まれてしまった29歳の藤沼悟(藤原さん)が絶叫するシーンなどが描かれており、有村架純さんが演じるヒロイン・片桐愛梨も登場する。
「僕だけがいない街」はマンガ誌「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中のマンガで、「マンガ大賞」に2年連続でノミネートされた人気作。母が殺された事件の容疑者となった悟が、特殊な能力で過去に戻り、小学生時代に起きた連続誘拐事件の謎に挑む……というストーリー。テレビアニメ化も決まっており、16年1月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送される。
実写映画版は、悟の母役を石田ゆり子さん、悟の小学校時代の担任役を及川光博さんが務めるほか、鈴木梨央さんが物語の鍵を握る少女・雛月加代、中川翼くんが悟の少年時代を演じる。
藤原さんは初共演となる有村さんについて「印象的なセリフを的確に、大事に、耳に残るように相手に伝える作業がさらっとできる人。その上、架純ちゃんらしさ、愛梨らしさを持って可愛らしく伝えてくれるから、すごい人だなと思いましたね。」と絶賛。有村さんは「(藤原さん演じる)悟さんが、愛梨って呼ぶとき、切ない中にも愛情があるように名前を呼んでくれて、キュンッとしてトキメキました」と話している。