特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版をリバイバル上映する「平成仮面ライダー映画リバイバル上映会イベント」が2月17日、渋谷TOEI(東京都渋谷区)で行われた。“平成仮面ライダー映画”の中からアンケートで「もう一度スクリーンで観たい映画」1位に選ばれた2003年公開の「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」(田崎竜太監督)が上映され、その後の舞台あいさつに「仮面ライダー555」で乾巧/仮面ライダーファイズを演じた半田健人さんと東映プロデューサーの白倉伸一郎さんが登場した。
白倉プロデューサーとともに当時の撮影秘話を語った半田さんは、さいたまスーパーアリーナで1万人のエキストラとともに撮影した時の心境を「当時19歳になったばかりで、芸能歴も1年未満みたいな時。1万人のエキストラさんがいる中でいつも通り芝居をしろというのが無理な話。やってましたけど緊張しました」と明かし、「あとあと田崎監督が、あの現場でいつもと同じ芝居をしていたのは芳賀優里亜だけだとおっしゃっていた」と語った。
また、白倉プロデューサーは、「テレビと(映画を)平行で撮るので、両方撮るために、昼間テレビを撮って夜映画を撮ればいいというフォーメーションになっていたので、最長で72時間ぐらい連続で撮影していたことも。その最中に(映画の)製作発表があって……」と過密なスケジュールだったと告白。製作発表時の状況を「555チームはぐったりなんですけど、(同席した同時上映の「爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!」出演の)アバレンジャーが元気すぎて……。(555チームは)寝ていないので、とても10代とは思えない目をしているという」と半田さんが明かすと、場内から笑いが起きた。
イベントは、“平成仮面ライダー映画”の中からアンケートで選ばれた「もう一度スクリーンで観たい映画」と「みんなで応援したい映画」の1位の作品を上映するもので、「みんなで応援したい映画」1位には08年公開の「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」が選ばれた。