「劇団EXILE」の佐藤寛太さん主演映画「軍艦少年」(Yuki Saito監督、12月10日公開)の本編映像が11月12日、公開された。佐藤さん演じる主人公・海星が、両親の故郷である軍艦島に向かい、思いをはせるシーンが収められている。
映画は「ギャングキング」などの柳内大樹さん青春マンガ「軍艦少年」が原作で、長崎・軍艦島の見える街で暮らす親子の喪失と再生を描く物語。映像作品のロケーションとして脚光を浴びる軍艦島が舞台となっており、世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行した。気の荒い主人公・坂本海星を佐藤さん、失意に沈む主人公の父・坂本玄海を加藤雅也さん、海星の同級生・結を山口まゆさん、海星の友人・純を濱田龍臣さん、玄海の幼なじみ・野母崎巌を赤井英和さん、海星の教師で玄海の同級生・泉を清水美沙さん、海星の母で玄海の妻・坂本小百合を大塚寧々さんが演じる。
今回公開された映像では、海星が父の幼なじみ・巌と共に船で長崎・軍艦島へ向かう。海星は軍艦島を見て「ボロボロじゃねえかよ」と率直な感想を言うが、軍艦島出身の巌は「こんなとこに、最盛期には5000人以上が暮らしてたんだ。小さな島だけど、病院、警察、学校、なんでもあった。俺たちの親父の仕事は過酷だったけど、島全体が、なんかこう、家族みたいだった」と懐かしいまなざしで海星に説明をする……という場面が切り取られている。