故・鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」(2022年公開)の上映前舞台あいさつが7月9日、丸の内TOEI(東京都中央区)で行われ、孫悟空、悟飯、悟天役の声優の野沢雅子さんが登場した。7月27日に閉館する丸の内TOEIのフィナーレを飾るプロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」の一環として上映されることになった。
野沢さんは、丸の内TOEIの思い出を語り、「どうして壊すんですか? 誰が決めたんですか? こんないい劇場を」と閉館を惜しみ、「そう思いますよね?」と観客に問いかけると、大きな拍手が上がった。さらに、舞台あいさつの最後に一言を求められた際も「一言……全然納得していない」と語り、会場を沸かせた。
「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、2018年12月公開の第20作「ドラゴンボール超 ブロリー」以来となる劇場版。原作者の鳥山さんが脚本、キャラクターデザインを担当した。前作「ドラゴンボール超 ブロリー」で3Dパートを手がけた児玉徹郎さんが監督を務めた。かつて、孫悟空によって壊滅した悪の組織のレッドリボン軍の意志を継いだ者たちが、新たに最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生みだし、ピッコロ、孫悟飯らを襲う……という展開。
全世界興行収入が135億円を突破し、「ドラゴンボール」史上最高のヒットを記録したことも話題になった。