「テルマエ・ロマエ」などのヤマザキマリさんのマンガが原作のテレビアニメ「別冊オリンピア・キュクロス」で、小野大輔さんが主人公となる古代ギリシャの青年デメトリオスの声優を務めることが3月18日、分かった。デメトリオスが1964年の日本にタイムスリップしてしまうというストーリーで、俳優の片桐仁さんがデメトリオスが住む村の村長役、佐藤貴史さんがタイムスリップしたデメトリオスを助ける巌谷教授役を担当することも発表された。
小野さんは「記念すべきこの2020年に、この作品に関われることをうれしく思っています。文字通り全てを脱ぎ捨てて、純粋に真っすぐに、時代を駆け抜けたいです」とコメントを寄せている。
片桐さんは「声が不安定で、滑舌がポンコツな僕ですが呼んでいただいて光栄です! ガミガミ村長役を一生懸命頑張りたいと思います」と語っている。佐藤さんは、ヤマザキさんの作品のファンといい、「テンションブチ上がりですわ。しかも主役のデメトリオスは粘土なんですよね! 全然想像つきません(笑い)。小野大輔さんとは初めて声優やったとき会ってますし(話したことないけど)片桐仁センパイは昔っからめっちゃ知っていて仲良し(一回しか共演してないけど)なのでより楽しみです!」とコメントしている。
アニメのビジュアル、予告編も公開された。予告編は、「『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ最新作 困惑の珍アニメ化」という文字が流れ、彫刻のような姿で表現されたデメトリオスが登場する。アニメが4月20日から毎週月曜午後9時54分にTOKYO MXで放送されることも分かった。
原作の「オリンピア・キュクロス」は、ヤマザキさんが2018年3月からマンガ誌「グランドジャンプ」(集英社)で連載中。古代ギリシャの青年デメトリオスが、ある日、村の争いに巻き込まれ思い悩むうちに、1964年の五輪に沸く東京にタイムスリップしてしまう……というストーリー。
キャラクターをクレーアニメで表現する手法などを使った5分間アニメとして制作。滋賀県の「石田三成CM」などで知られるクリエーターの藤井亮さんが監督を務め、電通関西が制作する。