空知英秋さんの人気マンガが原作のアニメ「銀魂」の完全新作となる劇場版「銀魂 THE FINAL」(宮脇千鶴監督、2021年1月8日公開)の特別映像「1分で分かる!!『銀魂』」が12月23日、公開された。映像は、主人公・坂田銀時ら万事屋のトークから始まり、助っ人で実写版「銀魂」に出演した俳優の佐藤二朗さんがナレーションとして参加。万事屋と佐藤さんの共演が実現した。実写映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」(福田雄一監督)が2021年1月16日午前11時55分からテレビ東京ほかで地上波初放送されることも発表された。
特別映像「1分で分かる!!『銀魂』」は、神楽の「私たちの長い歴史を1分で分からせようなんて無理アル」というぼやきから始まり、銀時が「長いし面倒臭いから助っ人を呼んできた」と実写代表として佐藤さんを紹介。佐藤さんは「これ面白そう、小栗誘って見に行こ」と実写版の主演を務める小栗旬さんの名前を挙げて作品をアピールした。公式サイトでは、佐藤さんがナレーションする様子を収めたメーキング映像を公開している。
「銀魂」は、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、何でも屋を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描いたSF時代劇コメディー。マンガは「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2003年12月に連載がスタートした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上。テレビアニメ化されたほか、小栗さん主演の実写映画もヒットした。
マンガが「週刊少年ジャンプ」、「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられなかったことも話題になった。その後、「銀魂公式アプリ」で“最終回の向こう側(続き)”を配信。2019年6月20日に最終訓(回)に当たる3回目の配信「第七百四訓 天然パーマにロクな奴はいない」が配信され、“三度目の正直”でついに完結となった。
テレビアニメ第1期が2006~10年、第2期が2011~13年、第3期が2015~16年、第4期が2017~18年に放送された。2010年に劇場版アニメ「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」、2013年に「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」が公開。今回の新作アニメは劇場版3作目となる。