特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版をリバイバル上映する「平成仮面ライダー映画リバイバル上映会イベント」が2月17日、渋谷TOEI(東京都渋谷区)で行われた。“平成仮面ライダー映画”の中からアンケートで「もう一度スクリーンで観たい映画」1位に選ばれた2003年公開の「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」(田崎竜太)が上映され、その後の舞台あいさつに「仮面ライダー555」で乾巧/仮面ライダーファイズを演じた半田健人さんと東映プロデューサーの白倉伸一郎さんが登場した。
半田さんは「仮面ライダージオウ」出演時のことも振り返り、「その前も何度かやらせてもらいましたが、さらにうれしい思いだった。(草加雅人役の)村上(幸平さん)もいて、当時は経験が浅くてできなかったようなニュアンスの芝居とか雰囲気を出せればと思って演じた」と笑顔で語った。
イベント最後に半田さんは「この仕事をやってきて『555』を超えたものが自分の中でどれだけあるかと思うと、なかなか難しい。超えるような功績を残さなきゃいけないと思う一方で、やりたいことや見てもらいたいものがある中で見てもらえないことの方が多いけど、これだけ一つのコンテンツで熱く支持されているものを大事にしていく方がいいのでは。だから僕は(仮面ライダー)ファイズとして、乾巧として生きていきます」と力強く宣言し、集まった観客を沸かせていた。
イベントは、“平成仮面ライダー映画”の中からアンケートで選ばれた「もう一度スクリーンで観たい映画」と「みんなで応援したい映画」の1位の作品を上映するもので、「みんなで応援したい映画」1位には08年公開の「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」が選ばれた。