30年ぶりに新シリーズが放送されるテレビアニメ「ルパン三世」の先行上映イベントが9月28日、スペースFS汐留(東京都港区)で開催され、ルパンの声優を務める栗田貫一さんが登場した。1995年から故・山田康雄さんを引き継ぎ、約20年にわたってルパンを演じている栗田さんは「『峰不二子』(2012年放送の『LUPIN the Third -峰不二子という女-』)のころから山田さんのものまねではなく、(自分の)ルパン(の演技)でやればいいと感じるようになった。高い声でやらないといけないと思っていたけど、低い声を使ってもいい……。それがルパンだと分かった」と演技について語った。
「ルパン三世」はモンキー・パンチさんのマンガが原作。テレビアニメは1989年から単発のスペシャル版新作がほぼ毎年1回放送され、2012年にはスピンオフ作品「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」がシリーズで放送されたが、本編シリーズは84、85年に放送された「ルパン三世 Part3」以来、約30年ぶり。イタリアを舞台に、20代のルパンや仲間たちの活躍を描く。30日深夜から日本テレビほかで順次放送。
イベントには総監督の友永和秀さん、キャラクターデザインの横堀久雄さん、美術監督の山子泰弘さん、シリーズ構成の高橋悠也さん、浄園祐プロデューサーも登場した。