俳優の本木雅弘の長男のUTAさんが、サントリーの飲料「サントリー天然水 GREEN TEA」の新CMに出演することになり、4月11日にCMが公開された。UTAさんが飲料のCMに出演するのは今回が初めて。新CMには、同社の飲料「伊右衛門」のキャラクターを務める本木さんも特別出演しており、映像作品では初めての父子共演となった。新CMは13日から放送。
UTAさんは本木さんの長男で、1997年10月1日生まれの21歳。バスケットボール選手やモデルとして活躍している。同商品のメッセンジャーに起用され、今後、コミュニケーション活動を展開していく。
新CM「天然水GREEN TEA クリーンでグリーン」は、海外と日本で撮影。海外のシーンでは、UTAさんが大学の講義を受ける様子や、バスケットボールやサイクリングを楽しむ姿、女性と肩を組んで歩く様子などが映し出される。日本のシーンでは、UTAさんがとある撮影現場を訪れ、「伊右衛門はん」に扮(ふん)した父・本木さんをスマートフォンで撮影する様子が収められている。自分にスマホを向けているUTAさんの姿に気付いた本木さんが、画面上で手を上げてほほ笑むと、UTAさんも思わず笑顔になる様子が映し出される。
UTAさんは、本木さんと同じく緑茶の広告のメインキャラクターに起用されたことについて「父が10年以上続けている姿を見ているので、その歴史を一緒に背負うような緊張感もありましたが、新しい時代、新しい商品、そして、新しい門出という三つが重なったこともあり、自分にとっても象徴的な出来事になりました」とコメント。
続けて今後の目標を「20代は何でも吸収していく時期なので、たくさんの可能性を試したいです。と同時に、遠い目標を掲げる前に、自分にとっても周りにとっても、その日その日がハッピーでいられることを大事にしたいと思います」と語っている。
本木さんは、UTAさんとの共演について「正直、ちょっと恥ずかしいですし、なるべく避けたいなという思いがありました。でも、サントリーさんとの長いお付き合いの中で、私も十数年、緑茶と関わってきて、『新しい時代に、新しい世代の人々とともに、緑茶の新しい未来をつないでいく。そういう思いを世の中に届けてほしい』というサントリーさんの熱意にほだされて、いや乗せられて(笑い)、今回のCMで共演することとなりました」と説明。
UTAさんの演技については「商品そのものが主役なので、UTAがそれとうまくマッチしているかどうか、意外と冷静に見ていたつもりです。ミレニアル世代の若者らしい軽やかさとか、未知ではあるけれども、さまざまな可能性を秘めた若者という存在そのものの初々しさのようなものが、きちんと映像に焼き付けられたんじゃないかなと思います。また、一方では、幼い頃から何度か私の撮影現場をのぞきに来て、スタジオやカメラを不思議そうに眺めていた子供が、今度はカメラを向けられる側になっているという、不思議な時間の流れも感じました」と語っている。