俳優の大泉洋さんの主演映画「騙(だま)し絵の牙」(吉田大八監督、3月26日公開)で、高野役を演じた松岡茉優のインタビュー映像が1月28日、公開された。松岡さんが主演の大泉さんや共演者、吉田監督などについて語っている。
「騙し絵の牙」は、大泉さんを主人公にあて書きした塩田武士さんの同名小説(KADOKAWA)が原作。大手出版社「薫風社」で、かねての出版不況に加えて創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡る権力争いが勃発。専務の東松が大改革を進め、雑誌が次々と廃刊のピンチに陥る中、雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉さん)も無理難題を押し付けられ、窮地に立たされる。しかし一見頼りない速水は、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野を巻き込んだ速水の奇策とは……という内容。
松岡さん演じる高野は、実家が小さな書店で文学への熱意にあふれ、伝統ある文芸誌編集部の一員として誇りを持って働いているが、熱い思いのあまり、大御所作家にもつい率直な意見を論じてしまう。そんな時に、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めている編集長の速水に引き抜かれ、速水の策略に巻きこまれていく……という役どころ。