「第75回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の表彰式が2月17日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区)で開催され、映画「アンダードッグ」(武正晴監督)で男優主演賞を受賞した森山未來さんが登壇した。
森山さんが同賞を受賞したのは2011年の「第66回毎日映画コンクール」での「モテキ」以来、2度目。現在は俳優だけにとどまらずダンサーとしても活躍する森山さんは今後の自身のキャリアの方向性についての質問に「あんまり考え続けると、自身が分裂しちゃうので、僕の中では表現する場所に素直に向いていければ」とコメント。司会の生島ヒロシさんから「感覚的で動くところがあるのですか?」と問われると、「どうなんですかね。でも今日も自転車で来ました」と発言し、会場を沸かせた。
毎日映画コンクール」は、日本で最も長い歴史を持つ映画コンクールの一つ。今年は長澤まさみさん主演の「MOTHER マザー」(大森立嗣監督)が「日本映画大賞」に選出された。「アンダードッグ」は日本映画優秀賞、撮影賞、録音賞も受賞して最多4冠を達成した。
表彰式には、「喜劇 愛妻物語」(足立紳監督)で女優主演賞を受賞した水川あさみさん、「罪の声」(土井裕泰監督)で男優助演賞を受賞した宇野祥平さん、「朝が来る」(河瀬直美監督)で女優助演賞を受賞した蒔田彩珠さんらも登壇した。