俳優の菅田将暉さんが6月11日、東京都内で行われた主演映画「キャラクター」(永井聡監督)の初日舞台あいさつに登場。“構想10年”で実写化された本作について、永井監督が「このタイミングで良かった。10年前にもし実現していたら私はまだ長編デビュー前だから仕事がこなかっただろうし、10年前といったら菅田君って仮面ライダー(W)をやっていたから今作をやってくれなかっただろうね」とちゃめっ気たっぷりに話すと、聞いていた菅田さんは「仮面ライダー中です。(永井監督も当時なら)俺のことを知らないですよ(笑い)。タイミングというのもありますね」とうなずいていた。
舞台あいさつには、4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseさん、高畑充希さん、中村獅童さん、小栗旬さんも出席した。本作で俳優デビューを飾り、天才殺人鬼役を演じたFukaseさんは、バンドメンバーの感想を聞かれ「今日3人とも見てきてくれたみたいですけど、メンバーのSaoriからは、これを演じながら『silent』というラブソングを書いていたのはまじサイコパス、って連絡が届きました(笑い)」と楽しそうに明かし、周囲を沸かせていた。
映画は、「20世紀少年」「MASTERキートン」などの人気マンガ家、浦沢直樹さんの作品を数多く手がけてきたストーリー共同制作者の長崎尚志さん、川村元気さん、村瀬健さんによるオリジナル作品。売れないマンガ家の山城圭吾(菅田さん)が、目撃した一家殺人の犯人を“キャラクター化”してマンガを出版したところ大ヒットを記録。そんな中、マンガを模した事件が次々と発生し、ついに山城の前に犯人(Fukaseさん)が現れる……というストーリー。