俳優の吉沢亮さんの主演映画「国宝」(李相日監督)の初日舞台あいさつが6月6日、東京都内で行われ、吉沢さんや共演の渡辺謙さんらが登壇した。舞台あいさつでは、渡辺さんが「かなり激しいけいこ(シーン)。しょうがなくやっている。今のコンプライアンスでは許されない」と撮影を振り返った。
映画は、「パレード」「パークライフ」などで知られる吉田修一さんの同名長編小説が原作。戦後から高度経済成長期の日本を舞台に、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者・花井半二郎(渡辺さん)の家に引き取られた主人公・喜久雄(吉沢さん)が、半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星さん)と出会う。正反対の血筋を持つ二人が、命をかけて芸に人生を捧げていく壮大なストーリーを描く。