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 特撮ドラマ「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)の劇場版「魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム」が2月20日、公開された。テレビドラマ放送開始から約1年。世界を守る光り輝く戦士として、キラメイイエロー/射水為朝を演じてきた木原瑠生さんと、キラメイブルー/押切時雨を演じてきた水石亜飛夢さんに1年間走り抜けた感想やお互いの印象、今回の劇場版などについて話を聞いた。インタビュー完全版の動画はMAiDiGiTVで公開中。

 「魔進戦隊キラメイジャー」は、「宝石」と「乗り物」がモチーフで、不思議なパワーを秘めた美しい宝石キラメイストーンに戦士として選ばれたキラメイジャーが、人々から希望や輝きを奪おうとする闇の軍団と戦う姿を描く物語。

 劇場版は、眠りについた人々が夢から覚めないという事件が発生。夢の世界を共有できる宝石“ドリームストーン”を悪用したミンジョ(壇蜜さん)により、夢に閉じ込められてしまった人々、熱田充瑠(小宮璃央さん)や為朝(木原さん)、クリスタリア宝路(庄司浩平さん)、魔進ファイヤと魔進ショベローを救うべく、速見瀬奈(新條由芽さん)、時雨(水石さん)、大治小夜(工藤美桜さん)、マブシーナが夢の世界へと向かう……という内容。「騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ」と「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!」との3本立てで公開される。

 --「キラメイジャー」として1年間走り抜きました。

 木原さん:44作目までやってきた戦隊の中でも、なかなかないぐらいいろいろなことがたくさんあったなと、スタッフさんからも聞きました。(新型コロナウイルスの感染拡大の影響で)撮影が止まってしまった部分もあったんですけど、最終話まで撮り切れたというのはさみしいというよりホッとした部分がありますね。

 水石さん:本当長かったようで、あっという間でしたね。1年前の撮影、鮮明に覚えているんです。毎日毎日が濃くてキラキラした1年だったなと。大変な社会状況でしたけど、こんなに笑った1年ってなかったなと感じてますし、「キラメイジャー」という作品に僕たちも支えてもらいながら視聴者の皆さんと1年走ってこられたんじゃないかなと思っています。

 --それぞれのキャラクターを1年間演じた感想を教えてください。

 木原さん:結構常識外れの仲間がいたから、常識人の為朝が目立ったというか。中でも頭が切れる人間なので、アフレコなどで説明ぜりふが多く、日常では出てこない言葉が出てきてそこは大変でしたけど、やりがいはあったかなと。(為朝として)他の人ではできないことをやらせてもらっていました。視聴者の皆さんはかっこいい為朝を求めて見てくれているんだなというのがありましたが、ヨドンナが出てきたときのあの“砕け具合”とかを見せられたのも、その後の話につながって(よかった)。喜怒哀楽が結構はっきりした人間なんだなと思いましたね。

 水石さん:1年、押切時雨をやっていて、感想はただ楽しかったですみたいな(笑い)。幼稚園児みたいな感想(笑い)。

 木原さん:あれは楽しいでしょ、やっていて(笑い)。

 水石さん:そう(笑い)。押切時雨が第3話(エピソード3 マンリキ野郎!御意見無用)をきっかけにちょっとずつ崩れ始めてきて、(自分が)いろんな遊びをしながら芝居をする中で、僕の性格も彼(時雨)に乗るようになったり。僕がヒーローでやりたかったことは彼が全部させてくれた。彼に出会えたおかげで自分の夢であるヒーローというのがかなったので、この出会いと、そして自由にやらせてくれた押切時雨を、スタッフ、キャストを含め、視聴者の皆さんが愛してくれたことは感謝しかないですね。

 --それぞれ最初の印象から変わったところなどありますか。

 木原さん:意外とない。

 水石さん:マジ(笑い)?

 木原さん:(水石さんの)第一印象はあまりしゃべらない人かなと思ったんですが、(台)本読みしたときぐらいから多分同じタイプの人間なんだろうなと悟り始めて。似たもの同士ではないですけど、想像していた亜飛夢君がずっと残っているし、何かあれば亜飛夢君に相談したり。それは今でも変わらない。なので、変わったところはないですね。

 水石さん:彼だけ僕を感じ取っていたみたい。ヒロイン2人(新條さん、工藤さん)は(最初)僕のこと怖いと思っていて。僕自身は人見知りなんですが、最初に瑠生だけが何も考えずズカズカ入ってきてくれたので(笑い)、仲良くなるのが一番早くて、ありがたかったですね。(木原さんは)結構見た目からイケイケな感じに見られがちじゃないですか。オーディションの時から金髪で、毎回僕の一個前だったんです。毎回自己紹介のタイミングでものまねをしていたんですよ。戦隊オーディションにものまねを持ってこれるハート(の強さ)、こいつやばいとずっと覚えていて。「うわ出た、俺のあいさつをさせにくくするものまねのやつだ」が第一印象。笑いのツボとか似ていて、一人だけものまねで噴いちゃって(笑い)。

 木原さん:それ覚えてる! 一人だけ笑ってくれる人が隣にいるって思いながらやっていました(笑い)。そこからじゃないかな(2人の関係は)。

 水石さん:こんな砕けた感じ子でよかったです(笑い)。

 --今回の映画の見どころを教えてください。

 木原さん:夏公開といわれていたものが延期になってやっと公開になったので、きっとたくさんの人が期待してくれていることだと思います。このキラメイジャーを1年間やってきて改めてこの劇場版を見ると、それぞれの役割だったり、いろんな組み合わせで登場してくるところや、衣装がみんな変わる部分とか、いろいろ注目してもらえるところがあると思います。睡眠の時に見る“夢”が題材になっているので、劇場に見に行った人も自分が夢を見ているような感覚になりながら映画を見ていただきたいなと思います。

 水石さん:皆様にお届けするのが少し遅くなりましたが、こうやって無事公開されるということで非常にうれしいですし、安心もしています。夏映画というだけあってポップな話の展開で、皆様の心にキラキラとしたものが届けられたらいいなと思っています。(公開まで)時間がたくさんあったので、すごくまとまりもありますし、CGも盛りだくさんで、爆発もたくさんするので、どっかんと楽しい特撮ヒーロー映画を劇場で楽しんでください!

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