映画「初恋ロスタイム」(河合勇人監督)の初日舞台あいさつが9月20日、東京都内で行われ、主演を務めたボーカル・ダンスユニット「M!LK(ミルク)」の板垣瑞生さんや竹内涼真さん、吉柳咲良さんらと共に登場した。
初主演で緊張したかと聞かれた板垣さんは「まったく思っていなかった」とジョーク交じりに答えつつ、「後悔をしたくないなと思った。例えば、この1カット、1シーンが一発でオーケーが出たら、それが映像で流れるし、映画になる。それに対して、後悔しても意味ないなと思っていた」と撮影を振り返った。そして、「みんなで(いいものを)作り上げようっていう感じが作品を作っているときからあった。それが見てくださる皆さんに伝わって、最後はみんなが好きになってもらえる映画になったらうれしい。いろんな方にとってのスタートになる映画になれば」と呼びかけた。
映画は仁科裕貴さんの同名小説(KADOKAWA)が原作。浪人生・相葉孝司(板垣さん)は、ある日「世界の人、モノ、車……。あらゆるものが突然静止する」という不思議な現象に遭遇する。時刻は12時15分。1人だけなぜか動くことができ、学校を出て街に繰り出した孝司は、自分のほかにもう1人動くことができる篠宮時音(吉柳さん)と出会う。2人は、毎日12時15分に1時間だけ起きる、その不思議な時間を「ロスタイム」と名付け、楽しむようになっていく。しかし、“ロスタイム”には、ある秘密が隠されていた……というストーリー。竹内さんは青年医師役で出演。そのほか石橋杏奈さんが青年医師の妻役で出演している。