お笑い芸人の猫ひろしさんが1月8日、東京都内で行われた映画「ジミー、野を駆ける伝説」(ケン・ローチ監督、17日公開)のPRイベントに登場。2011年にカンボジア国籍を取得し、同国のマラソンランナーとして「先は考えずに、まずはリオ!」と、16年にブラジルのリオデジャネイロで開催されるリオ五輪出場へ意欲を見せた。
この日、猫さんは映画のタイトル「野を駆ける伝説」にちなみ、「『駆ける』ために国籍まで変えた不屈の人」として、羊のかぶりものをしてイベントに登場。一夜限定で「羊ひろし」を名乗り、ステージで今後のマラソン人生と新年の抱負を「メェーざせ伝説」と発表した。
五輪出場については「6月の東南アジア大会で入賞すれば(リオ五輪)に近づく。(自信は)半々、でもタイムが伸びているので、猫まっしぐらならぬ、羊まっしぐらでいきたい」と熱を込めた。
映画は、ローチ監督の最新作。「自由」と「教育」の権利を訴えたことでアイルランド史上唯一、裁判を受けずに国外追放となった活動家、ジミー・グラルトンの実話を基にその生き方を描く物語。