俳優の池松壮亮さんとオダギリジョーさんが共演する映画「アジアの天使」(石井裕也監督、7月2日公開)で、主人公のシングルファーザー・青木剛演じた池松さんと息子の学を演じた佐藤凌君のメーキングムービーが6月8日、公開された。
映画は、「舟を編む」「茜色に焼かれる」などの石井監督の最新作。妻を病気で亡くしたシングルファーザーの青木剛と一人息子の学。そして、ソウルでその日暮らしの生活を送る剛の兄の日本人3人と、韓国でタレント活動をしているソルとその兄と妹の韓国人3人。それぞれが心に傷を持つ、日本と韓国の家族がソウルで出会い、国を入り交えて新しい家族の形になるさまを描いたロードムービー。オール韓国ロケを行った。池松さんが主人公の青木剛、オダギリさんが、剛が身を寄せることになる韓国在住の兄役を演じる。元アイドルで売れない歌手のソル役はチェ・ヒソさん。
この度解禁された映像は、池松さん、チェさん、凌君の撮影合間のメーキング映像と凌君のクランクアップ時のあいさつの映像。食卓を囲むシーンの合間につまみ食いをする凌君とそれを見ている池松さんとチェさん。近い距離感が垣間見れる、まるで家族のようなほっこりする一幕を公開。クランクアップ後のあいさつ時、凌君は「皆さんありがとうございました、とてもとても楽しい毎日でした。また、皆さんと会えるように頑張ります、そのために、ぼくは何でも諦めません! チョヌンポギアネヨ!(韓国語=ぼくはあきらめない)」と言うと思わず涙。すかさずチェさんがそばに寄り添い抱きしめてあげるというほほ笑ましい様子が収められている。