こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)に新規カットを加えた別バージョンとなる劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の特報第2弾が3月29日、公開された。
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、前作に約30分の新規シーンが加えられ、主人公すずの声優は女優ののんさんが続投する。すずが嫁ぎ先の町で初めて出会う同世代の女性リンとの交流を描いた昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードや、妹すみを案じて過ごす中で迎える昭和20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加される。
「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したこうのさんのマンガが原作。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。