女優の吉永小百合さんが7月16日、自身が企画にも携わった映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の東京都内での完成報告会見に登場。会見には笑福亭鶴瓶さん、阿部寛さん、竹内結子さんも出席した。
「ふしぎな岬の物語」は森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作。千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々との心温まる交流を描いている。主人公で小さなカフェの店主・柏木悦子役を吉永さんが演じるほか、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司役を阿部さん、突然里に戻ってきた常連客の娘役を竹内さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさん役を鶴瓶さんが演じる。
同映画は「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の出品も決定しており、吉永さんは阿部さんと現地に赴くことが決まっている。
映画は吉永さんと成島監督との共同企画として発足。吉永さんは主演のほかプロデューサーとして映画に携わっている。「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の受賞作は9月2日の早朝(日本時間)に発表される。10月11日公開予定。