女優の広瀬すずさん主演の映画「一度死んでみた」(浜崎慎治監督、3月20日公開)の本編映像の一部が3月5日、公開された。広瀬さん演じる主人公の七瀬が、堤真一さん演じる仮死状態となった父・計をピンチから救うために、ある作戦を実行する……というシーンで、泣きまねをする七瀬の大根役者ぶりが見どころとなっている。
ライバル会社の陰謀で、計が火葬されそうになっていることを知った七瀬と、計の秘書・松岡(吉沢亮さん)は、告別式を開催して計が生き返るまでの時間を稼ぐことに。そこでまず松岡は、計が働く野畑製薬の役員たちを説得するため、娘の七瀬が「告別式をやりたい」と泣き落とす作戦を思いつく。「君、演技できる?」と聞く松岡に、髪をかき上げながら「めちゃめちゃうまいわよ」と自信満々の七瀬。役員の前でこん身の泣きまねを披露するも、その大根役者ぶりに松岡は「最低の演技だ」とあきれ顔を見せる……という場面が収められている。
映画は、ソフトバンクのCM「ホワイト家族」シリーズや映画「ジャッジ!」「犬と私の10の約束」などの脚本を担当した澤本嘉光さんのオリジナルコメディー。父親のことが大嫌いで、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬が主人公。
デスメタルバンド「魂ズ」でボーカルをしている女子大生の七瀬は、父の計が大嫌いな“反抗期こじらせ女子”。ライブで「一度死んでくれ!」と計への不満をシャウトしていたある日、「計が突然死んだ」という知らせが。実は「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態になっていた。2日後に生き返るはずが、彼をそのまま亡き者にしようというライバル会社の陰謀により、生き返る前に火葬されてしまいそうに。大嫌いだった父の絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、計の部下の松岡と共に計を生き返らせようと奔走する……というストーリー。