女優の松岡茉優さんが2月23日、東京都内で行われた初主演映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)のロングラン&大ヒット御礼イベントに登場。「私の初主演映画はこれが最初で最後ですし、きっと何度も何度も振り返ったとしても、この作品は永遠に私の中で輝いている。この景色は一生忘れません」としみじみと語った。
23回も見た観客がいることを聞かされると、松岡さんは「たくさんの人に届けと思っていましたけど、うれしいですね」と喜び、3月3日から上演される出演舞台「江戸は燃えているか」の演出を手がける脚本家の三谷幸喜さんからも「お褒めの言葉をいただきました。『めちゃくちゃはまり役でしたね』って言ってくださいました」と明かした。
映画は、芥川賞作家の綿矢りささんの小説が原作で、ヨシカ(松岡さん)の“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”の二つの恋の行方を描いたコメディー。中学時代からの片思いの相手・イチ(北村匠海さん)との過去を思い出して胸をときめかせるヨシカは、突然同期の二(渡辺大知さん)から告白されるが、関係に乗り切れないでいる。そんな時、ヨシカはある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」と思い立ち、同級生の名をかたり、同窓会を計画する……というストーリー。