12の物語で構成される映画「DIVOC-12(ディボック-トゥエルブ)」(10月1日公開)で、“共有”というテーマで製作する三島有紀子監督チームの予告映像が9月2日、公開された。
予告には、三島監督の「よろこびのうた Ode to Joy」、山嵜晋平監督作品「YEN」、齋藤栄美監督作品「海にそらごと」、加藤拓人監督作品「睡眠倶楽部のすすめ」の映像を収録。
「YEN」では、ポラロイドで写真を撮って遊ぶ高校生の夏希(蒔田彩珠さん)と冬美(中村守里さん)。「あの子たちほんっとうざい! -300万円!」と嫌いな人には低額をつけて仲良く笑い合う二人だったが、ある日、冬美から「帰って」という言葉が。女子高生のきらきらした若さと不安定さが感じられる映像となっている。
また「睡眠倶楽部のすすめ」では、「何かを忘れたまま私はここで暮らしている」と透子(前田敦子さん)が語り始める。透子は、さまざまなストレスによって眠ることができなくなった人々が暮らす「睡眠倶楽部」で生活している。透子が忘れてしまった大切な何かとは? 透子の行き着く先が気になる映像となっている。
「よろこびのうた Ode to Joy」には富司純子さん、藤原季節さん、「海にそらごと」には中村ゆりさん、高田万作さん、松浦祐也さんが出演する。
映画は、新型コロナウイルスの影響を受けるクリエーター、制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援することを目的としたソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる映画製作プロジェクト「DIVOC-12」の一環。他の作品には、横浜流星さんや松本穂香さんらが出演する。