「第44回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞などを受賞した「ミッドナイトスワン」のチームが再集結した映画「異動辞令は音楽隊!」(内田英治監督、8月26日公開)。俳優の阿部寛さんを主演に迎え、警察音楽隊を舞台に主人公の奮闘を描く同作で、音楽隊のサックス担当・北村裕司を演じたのが高杉真宙さんだ。高杉さんに映画の見どころなどを語ってもらった。
映画は、内田さんが原案、脚本、監督を手がけたオリジナル作品。主人公の刑事・成瀬司(阿部さん)は犯罪撲滅に人生の全てを懸けてきたが、時代に反した高圧的な振る舞いで、周囲から完全に浮いていた。ついに看過できなくなった上司は、成瀬に警察音楽隊への異動を命じる。失意の成瀬に手を差し伸べたのは、“はぐれ者集団”の音楽隊の隊員たちで……と展開する。
高杉さん扮(ふん)する北村裕司は、自動車警ら隊の巡査部長。音楽隊との兼務隊員で、ぶっきらぼうな一面がありながらも、内には熱い思いも秘めている。当初、成瀬とは相いれなかったが、次第に心を通わせていく。