タレントの野々村真さんと俊恵さんの長女で11歳の香音さんが歌手デビューすることになり、9日、東京・有楽町の駅前広場で生歌を初披露した。香音さんはデビュー曲「花粉デビルをやっつけろ！」を歌い、真さんは黄色い全身タイツを着て、香音さんの歌に合わせてダンスを披露。香音さんは「楽しかった」と満面の笑みで初ステージの感想を語った。さらに、香音さんはドラムとベースが趣味ということもあり「いつかレッチリさん（米バンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ）と共演したい。英語を勉強したい」と大きな夢を語ると、真さんは「まず日本で（テレビなどに）出られるようにならないと！」とアドバイスした。

　真さんは娘のステージを見て「こんなことになるなんてびっくりしている。親として感無量です。うれしくて（娘のために）何でもやろうと思った。ただ、ファンはお父さんやお母さんの影が見えない方がいいかもしれない......」とコメント。俊恵さんが「（真さんが）娘の足を引っ張らないか心配だった」と話すと、真さんは「お父さんを超えたよ」と"親バカ"ぶりを見せた。

　デビュー曲「花粉デビルをやっつけろ！」は、香音さんが花粉対策に関する書籍「花粉キラー『元気ボール体操』で脳内リセット」のモデルに起用されたことをきっかけに制作。ヒット曲「マル・マル・モリ・モリ！」を手がけた宮下浩司さんが作詞と作曲を担当している。プロモーションビデオの撮影は野々村家で撮影され、真さんと俊恵さんが出演する。20日に発売。（毎日新聞デジタル）