俳優の坂口健太郎さんの主演映画「仮面病棟」(木村ひさし監督、2020年3月6日公開)の特報が11月8日、初解禁された。病院に監禁された一夜限りの当直医の速水(坂口さん)と女子大生の瞳(永野芽郁さん)が脱出を試みる様子が収められている。
映像は、ある日病院がピエロの仮面をつけた凶悪犯に占拠されるシーンからスタート。監禁されたのは、一夜限りの当直医の速水と凶悪犯に撃たれけがをした女子大生の瞳。鉄格子で閉ざされ危険な密室と化した病院から脱出を試みる2人だが、「入院記録のない患者」「通報しない病院スタッフ」「あるはずのない病室」という病院の不可解な異変に次々と遭遇する……という内容。
生きて病院を出るために2人が隠された衝撃の真相に挑む“ノンストップ脱出ミステリー”で、自分が同じ危機的状況に巻き込まれたとしたらという問いに、坂口さんは「このような状況になったら、この病院の謎を解くというより、この危機的状況で命がなくならないよう生還することを意識すると思うが、生きることに加え、この病院の謎を解くために行動する速水の姿はカッコイイと思う」とコメント。
永野さんは「逃げられない状況の中、何かしたら殺されるかもしれないと思っているので、静かに目立たないようにしていると思う。ただ、生き残りたいとは思いますが、その時によって何が最善なのかは分かりませんけどね」と答えている。
今回、新キャストも発表された。警察への通報をかたくなに拒む田所院長を高嶋政伸さん、院長と共に何かをひた隠す怪しい看護師・佐々木香を内田理央さん、同じく看護師・東野良子を江口のりこさん、事件当日に突如、速水に当直医の担当変更を依頼した医師・小堺司を大谷亮平さんが演じる。
映画は、知念実希人さんの同名小説(実業之日本社)が原作。同作が映画化されるのは初めて。ピエロ面の凶悪犯が、身元不明の入院患者64人と職員らを鉄格子で閉ざされた元精神科病院に監禁する。事件当日、1日限りのアルバイトをしていた当直医の速水は、犯人から、自らが撃った女子大生の瞳(永野さん)を治療するよう要求される。速水は命を救った瞳と病院から脱出を試みるが……というストーリー。