映画まとめ7月28、29日公開 「東京喰種 トーキョーグール」「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」「君の膵臓をたべたい」「海辺の生と死」

「東京喰種 トーキョーグール」キャラ&世界観の再現度高し! 窪田正孝の熱演に注目

映画「東京喰種」RAD野田が主人公の心情に迫る? 書き下ろし主題歌解禁

 俳優の窪田正孝さんの主演映画「東京喰種 トーキョーグール」(萩原健太郎監督)が、7月29日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。映画は、喰種が人間と同じように暮らす東京を舞台に、平凡な大学生が事故をきっかけに半喰種となってしまったことで人間と喰種の戦いに巻き込まれていく姿を描く。原作の再現度の高さには目をみはったが、特に主人公カネキを演じた窪田さんの鬼気迫る演技は見応え十分だ。

 「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種をテーマにした石田スイさんの人気マンガ。2011~14年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年からは新章「東京喰種トーキョーグール:re」が同誌で連載されている。水とコーヒー以外は人肉のみしか摂取できない、人間の姿をした正体不明の怪物「喰種(グール)」が、東京の街で人間と同じように暮らしている世界が舞台。さえない大学生の金木研(カネキ)は重傷を負い、喰種の臓器を移植され半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始める。「あんていく」は喰種が集まる店で、喰種のことを知れば知るほど悩みを深めるカネキは、喰種を駆逐しようとする人間側の組織「CCG」の捜査官との戦いに巻き込まれていく……というストーリー。カネキ役を窪田さんが演じ、そのほか清水富美加さん、鈴木伸之さん、桜田ひよりさん、蒼井優さん、大泉洋さんらが出演している。

 原作の世界観をここまで大切にし、再現度を高めた映画はなかなかない。特に原作者も推していた、窪田さんのカネキの再現度は抜群で、序盤の頼りない雰囲気から半喰種となり、次第に喰種として狂気をまとっていく表情は必見だ。特に人間の食べ物を受け付けなくなるシーンは圧巻の演技力で、思わず目を背けてしまいたくなるほどの迫真の演技だった。カグネやクインケなどの武器を使ったアクションシーンはCGの繊細な表現もあって臨場感にあふれ、実在しているかのような迫力に目がくぎ付けになった。食や生物の共存など本能に訴えかけてくるテーマとダークな世界観でスクリーンから一時たりとも目が離せない。衝撃的な描写が苦手な人にはちょっとつらい部分もあるだろうが、原作ファンなら見ておきたい実写版だ。(遠藤政樹/フリーライター)

「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」新プロジェクト第1弾 “ちょいワル”トム・クルーズがミイラと戦う

トム・クルーズ、今度の敵は「王女ミイラ」 映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」予告編

 米俳優のトム・クルーズさんが、現代によみがえったミイラ(マミー)と戦うアクションアドベンチャー映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」(アレックス・カーツマン監督)が7月28日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほかで公開。クルーズさんが、これまで演じてきたイーサン・ハントともジャック・リーチャーとも違う、“ちょいワル”で、かつ、メタメタにやられるキャラクターを演じているのが新鮮だ。

 ブラックマーケットに横流しするための“お宝”を求め、イラクの戦闘地帯を訪れていた米軍関係者のニック(クルーズさん)と相棒のクリス(ジェイク・ジョンソンさん)は、激しい戦闘に巻き込まれるが、その際にできた地下空洞の中で棺を発見する。考古学者ジェニー(アナベル・ウォーリスさん)の提案で、棺は英国に空輸されることになるが、同行したニックたちは、世にも恐ろしい体験をすることになる……というストーリー。

 アクションアドベンチャーと聞いてイメージしていたよりもハードでダークな内容だ。ミステリーの要素も強く、ホラー要素も含まれており、大人向けといってもいい。棺はその後、古代エジプト時代、権力を手に入れようとして失敗、生きながらミイラにされた王女アマネット(ソフィア・ブテラさん)の棺と判明するが、封印を解かれて現代によみがえったアマネットは、不気味でありながら強じんで美しく、彼女の魔力によってロンドンの街が砂嵐に見舞われる場面は圧巻だ。また、ラッセル・クロウさんが、モンスターを研究する秘密組織「プロディジウム」のリーダー、ジキル博士を演じており、ニックが、ジキル博士と“対決”し、かなりの苦戦を強いられるなど、これまでとは一味違うクルーズさんが見られるのも面白い。

 今作は、ユニバーサル・スタジオが、同社がこれまで世に送り出してきたモンスター映画をリブートし、シリーズ化していくプロジェクト「ダーク・ユニバース」の第1弾に当たる。今作の元ネタはホラー映画「ミイラ再生」(1932年)で、今後、同プロジェクトでは、ハビエル・バルデムさんやジョニー・デップさんが出演し、「フランケンシュタインの花嫁」(35年)や「透明人間」(33年)といった作品がリブートされていくという。今作のラストで、ジキル博士とジェニーがはくせりふが意味深で、シリーズの今後がますます楽しみになった。(りんたいこ/フリーライター)

「君の膵臓をたべたい」浜辺美波と北村匠海のW主演 意外性のあるタイトルながらも爽やかな青春物語

ミスチルの主題歌「himawari」の音源解禁 浜辺美波&北村匠海のW主演映画「君の膵臓をたべたい」予告編

 女優の浜辺美波さんと人気グループ「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海さんが、ダブル主演した映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(月川翔監督)が、7月28日にTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開。映画は、原作にはない12年後のエピソードを描いたことで、小説の世界観に奥行きが出て、感動もより深まった。タイトルには一瞬ドキッとさせられるが、中身は浜辺さんと北村さんの若手2人の新鮮な演技が爽やかな印象を残す青春物語だ。

 原作は、2016年の本屋大賞で2位にランクインした住野よるさんのベストセラー小説。物語は、母校の教師となった「僕」が桜良(浜辺さん)と過ごした学生時代を回想する形で、現在と過去の二つの時間軸が交差しながら進行する。学生時代の「僕」(北村さん)は、膵臓の病を患う桜良が書いていた文庫型の闘病日記「共病文庫」を病院の待合室で偶然見つけたことから、桜良と接点ができ、次第に桜良と一緒に過ごすようになるが、懸命に生きる桜良の日々はやがて……というストーリー。現在の「僕」を小栗旬さんが演じ、桜良の親友で結婚を控える恭子役を北川景子さんが演じる。「黒崎くんの言いなりになんてならない」(2016年)などの月川翔監督がメガホンをとり、「ホットロード」「アオハライド」(共に14年)などを手がけた吉田智子さんが脚本を担当した。

 映画は、原作から想像できる12年後、「僕」が教師になること(高校時代に桜良に「教え方がうまい」と褒められたから)や桜良の親友、恭子の結婚相手(ネタバレになるので誰とはここでは明かさない)などが納得できる形で描かれていて、存分に楽しめた。浜辺さんが演じる桜良の「僕」を振り回す小悪魔的な魅力と、北村さんが演じる「僕」が平静を装いながらも、桜良に振り回され動揺する姿(半ば楽しんではいるが)を若手2人が繊細に演じ、爽やかな青春ストーリーに仕上がっている。

 映画を見てから原作を読んだため、原作の多少意外性のある結末も映画では新鮮な驚きをもって受け止められた。原作はベストセラーのため、すでに読んでしまった人も多いだろうが、まだ読んでいない人は映画を見てから読むと、相乗効果で両方とも存分に楽しめるだろう。後半、北村さんが演じる「僕」が「共病文庫」を読んで泣くシーンはこの映画のハイライト。“心の叫び”ともいうべき本物の泣きの演技に、ついもらい泣きした。(細田尚子/MANTAN)

「海辺の生と死」戦時中の奄美で愛にひた走るヒロインを満島ひかりが熱演 相手役・永山絢斗も好演

永山絢斗&満島ひかりが恋人役 映画「海辺の生と死」予告編

 女優の満島ひかりさんが、「夏の終り」(2013年)以来4年ぶりに単独主演をした「海辺の生と死」(越川道夫監督)が、7月29日からテアトル新宿(東京都新宿区)ほかで全国順次公開。奄美群島を舞台にした、太平洋戦争末期の男女のはかない恋物語。満島さんが恋人をひたむきに愛するヒロインを力強く演じている。特攻で死ぬ運命にある恋人との海辺でのシーンは、妖艶で力強い。

 加計呂麻島をモデルにした奄美カゲロウ島が舞台。昭和19(1944)年12月、大平トエ(満島さん)は子どもたちに慕われる国民学校の先生だ。新しく赴任してきた海軍特攻艇隊隊長の朔中尉(永山絢斗さん)と知り合い、恋に落ち、浜辺で逢瀬を重ねていく。しかし、中尉はやがて特攻艇で出陣する運命にあった……という展開。

 戦後文学の傑作小説「死の棘」の島尾俊雄と、同書のヒロインとなった妻のミホをモデルにした物語。ミホの同名短編小説と俊雄の短編小説「島の果て」の内容を織り交ぜて、脚本化した。「狂うひと-『死の棘』の妻・島尾ミホ」で読売文学賞を受賞した梯久美子さんが脚本監修に名を連ねる。2人が出会って、引かれ合う姿が、神がかった奄美の自然の中に描き出される。「ゲゲゲの女房」(2010年)などを手がけ、満島さんの主演作「夏の終り」などのプロデューサーとしても知られる越川監督の2作目。

 愛する人の元へと突っ走っていく熱情。もう二度と会えない、触れることもできないという刹那(せつな)の思いを、満島さんが体当たりで演じ、すごみのある演技を見せつけている。自身のルーツも奄美大島にあるという満島さんの野性的な風貌が、幻想的な海や緑生い茂る森の風景にマッチした。情熱的なトエに引かれていく中尉を、永山さんが好演。互いに死を覚悟しながらの恋愛に生きる強さを見いだせる。5人の俳優以外は、すべて地元・奄美の住人が出演。劇中では、奄美で古くから伝わる島唄を、満島さんが歌っている。(キョーコ/フリーライター)

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