映画まとめ12月15、16日公開 映画紹介&予告編 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」光と闇が交錯…強烈な個性の新キャラにも注目!

衝撃展開が続々!映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」予告編が公開
 人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ライアン・ジョンソン監督)が12月15日、ついに世界公開。公開まで内容がほとんど明かされていないだけに、ファンならずとも期待が高まっている。「最後のジェダイ」とは……? 「最後のジェダイ」は、新「スター・ウォーズ」3部作の第1作「フォースの覚醒」(2015年)に続く新作。前作「フォースの覚醒」は、「エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に、フォースを巡る新しい“家族の愛と喪失の物語”が描かれた。ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミルさん)やハン・ソロ(ハリソン・フォードさん)、レイア(キャリー・フィッシャーさん)といった旧シリーズでおなじみのキャラクターも登場して話題となった。 「フォースの覚醒」は新ヒロインのレイ(デイジー・リドリーさん)が旧3部作の主人公ルークにライトセーバーを渡そうとする場面でラストを迎えた。「最後のジェダイ」はこの場面の直後からスタートする。前作でフォースが覚醒し、その力に戸惑うレイ、祖父であるダース・ベイダーの遺志を継ぎ、父ハン・ソロを殺しフォースの暗黒面に落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバーさん)、伝説のジェダイであるルーク。この3人を軸に話は進む。 今作の見どころの一つに「光と闇」「善と悪」の戦いがある。基本的には、レイア将軍率いるレジスタンスと銀河の独裁をもくろむカイロ・レンらファースト・オーダーの対立を描いているが、ときに両者は交錯し、その葛藤も描かれる。レイとカイロ・レンは特殊な形でつながりを持ち、互いに悩みを打ち明けたりもする。一体何が善で何が悪なのか……答えは見る人それぞれで考えてほしい。 今作から登場する強烈な個性を持つ新キャラクターも見どころだ。レジスタンスの幹部を演じた女優のローラ・ダーンさんは、詳細は言えないが、ここぞというところでいい仕事をしてくれる。謎の多いキャラクターのDJを演じるベニチオ・デル・トロさんは、やさぐれた独特の存在感で話にアクセントをつけることに成功している。最も印象的だったのは元ストームトルーパーのフィン(ジョン・ボイエガさん)と行動を共にするレジスタンスのメンテナンス担当ローズを演じた女優のケリー・マリー・トランさんだ。今作が長編映画デビューというが、コミカルな容貌(失礼)ながらフィンと力を合わせて任務を遂行しようとする姿にうっかり感動させられる。予告編で話題となった、ペンギンに似たキュートな動物キャラクター「ポーグ」も人気が出そうだ。 「LOOPER/ルーパー」(12年)などで知られるジョンソン監督は「バランスの人」だと感じた。ひたすらカッコいい宇宙空間での戦闘シーンやアクションシーン、「光と闇」「善と悪」で揺れ動く心の葛藤、継承と絆などのシリアスなシーンの骨太な描写に、時折笑いも起こるようなコミカルな場面がほどよくちりばめられている。大満足の2時間32分。後半で、ある決着がつくが、次作への期待が募るラストシーンで締めくくられていて、早くも9作目となる次作の公開が待ち遠しくなった。(細田尚子/MANTAN)

「8年越しの花嫁 奇跡の実話」佐藤健と土屋太鳳がW主演 共感できるエピソードやせりふが随所に

土屋太鳳、佐藤健とのダブル主演映画「8年越しの花嫁」 “感動”SPトレーラー公開
 俳優・佐藤健さんと女優・土屋太鳳さんのダブル主演映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督)が、12月16日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。突然、昏睡(こんすい)状態に陥ってしまった婚約者を8年間待ち続けた男性とその婚約者の奇跡の実話を描いている。土屋さんの迫真の演技、琴線に触れるせりふやエピソードをちりばめたストーリーと演出が秀逸だ。 原作は、岡山県在住の中原尚志さん、麻衣さん夫妻の体験記「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)。付き合い始めて1年がたったころ、尚志(佐藤さん)は麻衣(土屋さん)にプロポーズ。麻衣が憧れていた結婚式場も予約し、2人は幸せの真っただ中にいた。ところが、麻衣が原因不明の病に襲われ昏睡状態に陥ってしまう。数年後、麻衣は意識を取り戻すが、更なる試練が待っていた……というストーリー。 杉本哲太さんと薬師丸ひろ子さんが麻衣の両親に扮(ふん)し、北村一輝さんが、尚志の働く自動車整備工場の社長役で出演している。 印象に残るシーンが多い。例えば、尚志が麻衣にプロポーズする場面。2人のやりとりが愉快で、見ているこちらまで笑ってしまった。あるいは、麻衣の両親を励ますつもりで言った尚志の言葉に対する、麻衣の母の予想外の反応。一瞬驚いたが、親としては当然だよなと納得。そういった共感できるエピソードやせりふに何度も出合い、そのたびに胸を突かれた。 脚本を担当したのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)が話題になった岡田惠和さんだ。センスいい言葉で登場人物の感情をリアルに表現し、その一方で、小さなことを積み重ね、それが後々生きてくるように構成されている。そんな脚本を、映画「64-ロクヨン」(2016年)を手掛けた瀬々監督が、演出過多になることなく冷静に映像化している。 明るく活発な女性から昏睡状態を経て、はかなげな少女からかれんな女性へと変化していく麻衣を演じ切った土屋さんの演技にも心底脱帽した。佐藤さんも、自身が持つほわんとしたイメージを生かしつつ、心根の優しい尚志を好演している。(りんたいこ/フリーライター)

「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」新たな物語が始動! 野沢雅子が鬼太郎役で参戦

劇場版「妖怪ウォッチ」予告編で戦闘形態ジバニャン公開 新キャストに黒田崇矢、福山潤ら
 人気アニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第4弾「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」(ウシロシンジ監督)が12月16日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。「妖怪ウォッチ」シリーズの主人公ケータの時代から30年後を舞台に、人の悪意に感染して増殖する妖怪ウイルス「鬼まろ」によって人類に危機が迫る中、ケータの娘で妖怪ウォッチの継承者ナツメがジバニャンらと共に立ち向かう姿を描く。伝説の妖怪・鬼太郎とその仲間たちが登場することでも話題だ。 ケータたちの時代から30年後。数千年に1度、地球を襲う妖怪ウィルス「鬼まろ」により、人類滅亡の危機が訪れようとしていた。いち早く異変に気付いたエンマ大王は、人間と妖怪を危機から救うため、妖怪ウォッチに選ばれし者を見つけ出す。選ばれたのはケータの娘ナツメだった。猫妖怪ジバニャンを呼び出し、ナツメは鬼まろ退治に乗り出すが……というストーリー。 女優の上白石萌音さんが主人公のナツメ役、妖怪ウォッチ「オーガ」を手にする少年・トウマ役を俳優の千葉雄大さんが声を担当。テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で初代鬼太郎を演じた声優の野沢雅子さん、目玉おやじ役で島田敏さん、ねずみ男役で大塚明夫さんらが出演している。 毎回、さまざまな仕掛けで楽しませてくれる「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメシリーズ。新章としてケータの娘たちが主役になっているだけでも驚きなのに、鬼太郎が参戦するのは、妖怪アニメ好きなら間違いなくテンションが上がる。 ジバニャンらと鬼太郎ファミリーが対面するシーンは妖怪同士だけに、想像以上に世界観とマッチしている。ナツメらの年齢が少年時代のケータよりも少し上のため、人間ドラマに思わずウルッとさせられる場面も。ジバニャンたちの戦闘形態「シャドウサイド」が子供には少し怖いかもしれないが、これまでとはちょっと異なる「妖怪ウォッチ」の世界観に引き込まれた。(遠藤政樹/フリーライター)

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