映画まとめ1月27日公開 映画紹介&予告編 「祈りの幕が下りる時」「宇宙戦艦ヤマト2202」第4章「天命篇」 「ちょっとまて野球部!」

「祈りの幕が下りる時」阿部寛の鬼気迫る“ラスト加賀恭一郎” 両親との過去も明らかに

阿部寛が主演「新参者」シリーズ完結編 映画「祈りの幕が下りる時」予告編が公開
 東野圭吾さん原作の「新参者」シリーズ完結編「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)が、1月27日にTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開。2010年に放送された連続ドラマ「新参者」(TBS系)からスタートしたシリーズもついに完結編。俳優の阿部寛さんが演じる警視庁日本橋署の刑事、加賀恭一郎もこれで見納めかと思うと、寂しさが募る。松嶋菜々子さんが演じる今作のヒロインの不幸な生い立ちに、失踪した加賀自身の母親の話も絡み、謎解きの面白さに加え、親子の絆を骨太に描いた心にずしんと来るストーリーだ。 阿部さん主演の「新参者」は、2010年4~6月にTBS系「日曜劇場」枠でドラマが放送された。その後、2本のスペシャルドラマ「赤い指」(11年)、「眠りの森」(14年)が制作され、12年には映画「麒麟の翼~劇場版・新参者」が公開されるなど人気シリーズとなった。 今回の完結編は13年9月に発売された「加賀恭一郎シリーズ」10作目の「祈りの幕が下りる時」(講談社)が原作。これまで明かされていなかった加賀の“母の失踪の謎”が明らかになる。東京都葛飾区小菅のアパートで、滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見され、アパートの住人、越川睦夫も行方不明になっていた。2人の接点が見つからず、捜査は難航。加賀は押谷が中学の同級生で舞台演出家・浅居博美(松嶋さん)を訪ねて東京にやって来たことを突き止める……という展開。山崎努さん、及川光博さん、溝端淳平さん、田中麗奈さん、伊藤蘭さん、小日向文世さんらが出演。「半沢直樹」や「下町ロケット」など数多くのヒットドラマを手がけた福澤監督が手がけた。主題歌はJUJUさんの「東京」。 これ以上の完結編はないだろうという珠玉の仕上がり。ストーリーに主人公・加賀の親子関係が巧みに絡み、加賀のルーツとは、山崎さん演じる父との確執、伊藤さん演じる母の失踪の全貌が明らかになる。どうして加賀は日本橋署勤務にこだわるのか。そもそも加賀とはどういう生い立ちでどんな性格の人物なのか。今作ですべてがはっきりしてスッキリした。 一方、松嶋さん演じる浅居博美の生い立ちも“えげつない”。母が借金を作って男とかけおちし、残された父と夜逃げ。追い詰められた父娘のとった行動とは……。殺人事件の謎が一つずつ明らかになっていくにつれ、そうならざるを得なかった父娘の悲しい運命にやり切れない思いでいっぱいになった。 阿部さんは今回、「加賀は筋肉質ではないだろう」と他の撮影のためにつけた筋肉を落とし、体重も15キロ減らしたという。8年演じた加賀のキャラクターを熟知しているからこそ鬼気迫る役作りで見せた阿部さんの“ラスト”加賀恭一郎は見逃せない。

「宇宙戦艦ヤマト2202」第4章「天命篇」 デスラー再び 激しいバトルの末に…

ささきいさお「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第4章主題歌担当 「宇宙戦艦ヤマト」の新バージョンに
 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の最新作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(羽原信義監督)の第4章「天命篇」が1月27日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで上映。全7章で描く新シリーズの第4弾で、人気キャラクターのアベルト・デスラーが再登場することも話題になっている。 「宇宙戦艦ヤマト2202」は、2012年放送の「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編で、1978年に公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」がモチーフ。小説「亡国のイージス」「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏さんがシリーズ構成と脚本を手がけ、「蒼穹のファフナー」の羽原さんが監督を務める。 デスラーは、戦闘国家・帝星ガトランティスを率いるズォーダーの元に身を寄せていた。デスラーの願いはヤマトとの再戦で、ヤマトはデスラーの策略にはまり苦戦を強いられる。また、ヤマトは艦内のスパイ疑惑の浮上、ガトランティスの母星の白色彗星との遭遇戦などの苦難を乗り越え、テレザートに到着する。しかし、そこには、ゴーランド率いる守備艦隊と、ザバイバルの陸戦師団が待ち受ける。 第4章は、激しいバトルシーンが楽しめる。ゴーランドの破滅ミサイル、デスラーのデスラー砲も飛び出す。バトルといえば、沖田十三がイスカンダルのスターシャと結んだ条約によって、ヤマトは波動砲を撃つことができない。古代進はこれまでこの波動砲問題に苦悩してきたが、今回も決断が注目される。 歌手のささきいさおさんが、主題歌「宇宙戦艦ヤマト」の新バージョンを歌うことも話題になっている。おなじみの主題歌の復活もファンにはうれしいところだろう。(小西鉄兵/MANTAN)

「ちょっとまて野球部!」須賀健太、小関裕太、山本涼介の野球部男子のユルユルな青春が笑える

須賀健太、小関裕太、山本涼介が“3バカ”熱演 映画「ちょっとまて野球部!」予告編
 高校の野球部の日常をほのぼのと描いた「ちょっとまて野球部!」(宝来忠昭監督)が、1月27日から池袋HUMAXシネマズ(東京都豊島区)ほかで公開。原作は「GOGO(ゴーゴー)バンチ」(新潮社)に連載中のゆくえ高那さんの漫画「ちょっとまて野球部! 県立神弦高校野球部の日常」。主演は、「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)など子役から活躍してきた須賀健太さん。お茶出しにこだわりを持つ乙女系男子・秋本役を小関裕太さん、マイペースな天然男子・宮田役を山本涼介さんが演じる。この野球部3バカトリオがユルユルとしたやりとりで笑わせる。 県立神弦高校野球部は日本一平均的なチーム。1年生の大堀(須賀さん)、秋本、宮田は授業が終わると、喜び勇んで部室へ直行。3年生が部活に来なくなり、部室を自由に使えると思いきや、2年生が立ちはだかり、グラウンドで雑草むしりやお茶入れを命ぜられる。そんなある日、大堀が追試で赤点を取ってしまって再追試になる。それに落ちると、合宿に参加できないのだが……という展開。 野球部一のバカと称される無邪気な大堀。武骨なやかんにカモミールティーを入れる乙女心の持ち主の秋本。なぜか光合成をして自分の世界に入ってしまう宮田。3人がそろうと、ゆる~い空気で、これからの野望や監督の悪口やら会話が延々と続き、まるでコントのようだ。元々知り合いだったという3人が、アドリブも交えながらほのぼのした空気を作り出している。「部室あるある」的な細かいエピソードや部活帰りのお好み焼き屋など、何気ない男子高校生の日常が、ユルユルした青春として描かれる。 野球部を題材にしたマンガなのに熱血な野球プレーは出てこない原作を、ドラマ「孤独のグルメ」シリーズなどの宝来監督が雰囲気そのままに映画化した。主題歌は、「Shout it Out」の「アフタースクール」。(キョーコ/フリーライター)

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