映画まとめ2月1、3日公開 映画紹介&予告編 「不能犯」「羊の木」「blank13」「巫女っちゃけん。」「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」

「不能犯」松坂桃李が視線で人を操る男を怪演 沢尻エリカ、真剣佑らとの攻防にも見応え

松坂桃李、映画「不能犯」予告編で“凶悪な”笑み 沢尻エリカは「チクショー!」と絶叫

 俳優の松坂桃李さんが主演を務めた映画「不能犯」(白石晃士監督)が2月1日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほかで公開。マンガ誌「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の宮月新さん原作、神崎裕也さん作画のマンガの実写化。主人公は、次々と起きる変死事件の現場に現れるが、誰も犯行を立件できない=不能犯で、謎の男を追う女性刑事との攻防を描く。

 都会で変死事件が連続して発生し、警察が証拠を見つけられない中、事件現場では必ず黒スーツの男・宇相吹正(うそぶき・ただし=松坂さん)が目撃されていた。男は、ある電話ボックスに殺人の依頼文を残しておくと、どこからともなく現れてターゲットを確実に死に至らしめるとうわさされている。しかし、死因は病死や自殺に事故などで警察は犯行を立件できず……というストーリー。

 「見つめるだけで相手を死に追いやる」という宇相吹の人の心を操る能力が効かない刑事・多田友子役を沢尻エリカさん、その部下・百々瀬麻雄役を新田真剣佑さんが演じているほか、間宮祥太朗さん、真野恵里菜さん、水上剣星さん、安田顕さんらが出演している。

 最近のマンガ実写化作品としては異彩を放つ本作は、ダークヒーローとも呼ぶべき主人公に扮(ふん)する松坂さんの怪演ぶりに目を見張った。長身の背中を少し丸めてすーっと歩く姿は原作のキャラクターの再現度が高く、時折見せる不敵な笑みや神出鬼没さに引き込まれる。色彩や音響など演出面に不気味さを醸し出すこだわりが感じられる。衝撃度が高めのため、心して見ることをお勧めする。宇相吹への依頼は簡単で、誰しもが依頼者になる可能性があるという描写には、少し背筋に寒気を感じつつも、善悪を超越した宇相吹の振る舞いに、妖艶さやカタルシスを不覚にも覚えてしまった。ぜひ続編が見たい。(遠藤政樹/フリーライター)

「羊の木」関ジャニ∞・錦戸主演 過疎化など社会的な問題もはらんだサスペンス

松田龍平&木村文乃の“キス寸前”シーンも 錦戸亮主演映画「羊の木」のウェブ用予告が先行公開

 人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さんの主演映画「羊の木」(吉田大八監督)が、2月3日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。過疎化が進む町で市の職員をしている月末一(つきすえ・はじめ=錦戸さん)は市に移住してくる6人の男女の受け入れを命じられる。その6人はすべて元殺人犯だった……という展開。それぞれの元殺人犯が醸し出す不穏な空気、とりわけ一番普通に見える宅配業者の宮越一郎(松田龍平さん)の存在が不気味だ。地方都市の過疎化の問題や元受刑者への偏見など社会的な問題もはらみ、考えさせられつつ、次々と殺人事件が起こる後半はスクリーンから目が離せなくなる。

 映画は、山上たつひこさん原作、いがらしみきおさん作画の同名マンガが原作。月末が市職員として働く寂れた港町・魚深(うおぶか)市に、6人の元殺人犯が移住してくる……。6人の移住は、受刑者を仮釈放させ、過疎化が進む町で受け入れる国家の極秘プロジェクトで、ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや、木村文乃さん)を巻き込み、小さな町の日常の歯車が狂い始める……というストーリー。元殺人犯役で、優香さん、北村一輝さん、市川実日子さん、水澤紳吾さん、田中泯さん、松田さんが出演している。「桐島、部活やめるってよ」(12年)の吉田監督がメガホンをとった。昨年末に亡くなった深水三章さんの遺作となった。

 映像は全体に暗いトーンが多い。半魚人のような“のろろ”様をまつった地元の夜祭り、どこか陰のある移住者たち。そんな中で、市役所職員の月末の“普通の感覚”に何度かホッとさせられる。都会から出戻った同級生、文(木村さん)へのほのかな恋心、人なつっこく間に入ってきた宮越(松田さん)への軽いジェラシー……。バンド仲間の須藤(松尾諭さん)との他愛もない会話など青春映画の要素を加えながらも、これまで何も起こらなかった過疎の町で殺人事件が起こり、人々が恐れおののく様子やラストのサスペンスフルな展開など見応えたっぷりに描いている。

 それぞれの元受刑者たちが町に受け入れられていく様子を人情味たっぷりに描くなど、さまざまなジャンルの面白さを併せ持ち、バランス感覚も絶妙だ。見終わったあとに日本のコミュニティーについて深く考えさせられた。月末の老齢の父を好きになってしまう優香さんの色っぽい演技にも注目。(細田尚子/MANTAN)

「blank13」“齊藤”工監督が高橋一生主演で撮り上げた心にしみる感動作

齊藤工監督作「blank13」の新予告編解禁 高橋一生とリリー・フランキーが親子役

 俳優の斎藤工さんが齊藤工名義でメガホンをとった映画「blank13」が2月3日からシネマート新宿(東京都新宿区)ほかで公開。俳優の高橋一生さんを主役に、斎藤さん自身も高橋さん演じる主人公の兄役で出演している。13年間音信不通だった父の死をきっかけに、残された家族が父との関係を見つめ直すヒューマン作だ。リリー・フランキーさん、神野三鈴さんら個性的な実力俳優が集まり、心にじわりとしみる感動作に仕上がっている。

 13年前に失踪し、余命3カ月で見つかった父、松田雅人(リリー・フランキーさん)が亡くなり、次男コウジ(高橋さん)は、兄で喪主のヨシユキ(斎藤さん)、コウジの恋人、西田サオリ(松岡茉優さん)と葬儀場にいた。会葬者を待つ間、コウジは、父との過去を思い出す。やがて葬儀が始まり、数少ない会葬者が、家族の知らない父雅人の13年間を語り始める……というストーリー。佐藤二朗さん、村上淳さんらも出演。ミュージシャンとしても活躍する金子ノブアキさんが音楽監督を務め、出演もしている。

 葬儀場で椅子に座り、無言のまま会葬者を待つコウジとヨシユキ。あるいは、野球に興じる子供たちのかたわらで、公園のベンチに座る喪服姿の母(神野さん)。沈黙が絵になり、そこに不思議な磁力を感じ、引き込まれずにはいられなかった。

 コウジの回想と共に静かに進んでいた物語は、参列者が父について語り始めると、新たな熱を帯び始める。佐藤さんのアドリブ全開のしゃべりに思わず笑いがこみ上げ、およそ葬式らしくない服装で現れた村上さんの読み上げる手紙に胸を打たれた。

 放送作家のはしもとこうじさんの実体験が基になっているという。監督7作目で初の長編作という齊藤監督。短編やドキュメンタリーを撮ってきただけあり、その技には既に熟練を思わせる安定感がある。第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門での最優秀監督賞をはじめ数々の賞を獲得しているのもうなずける。(りんたいこ/フリーライター)

「巫女っちゃけん。」広瀬アリスに驚がく! やる気ゼロでがさつな巫女を熱演

広瀬アリス、巫女姿でにらむ! 映画「巫女っちゃけん。」予告編が公開

 女優の広瀬アリスさんの主演映画「巫女っちゃけん。」(グ・スーヨン監督)が2月3日から新宿武蔵野館(東京都新宿区)ほかで公開。就活中で巫女のアルバイトをしているヒロインが、神社でのトラブルをきっかけに知り合った5歳の少年の世話を通じて成長していく姿を描く。

 就職活動中のしわす(広瀬さん)は、父(リリー・フランキーさん)が宮司の神社でバイト中。幼い頃に母(飯島直子さん)が家出したことがトラウマで、何かと父に反発していた。

 ある日、ボヤ騒ぎやさい銭泥棒、食べ物の盗難など神社でトラブルが相次ぎ、しわすが夜中に境内を見回っていると、社殿に隠れていた5歳の少年・健太(山口太幹君)を発見。何も話さない健太を神社で預かることになり、しわすは嫌々ながらも世話係をすることになり……というストーリー。

 玄界灘へ続く参道「光の道」で話題を集めた福岡県福津市の宮地嶽(みやじだけ)神社で撮影された。美しい景色も楽しめるが、何よりも広瀬さんのダメ女ぶりに驚かされる。これまでも映画やドラマでキャバクラ嬢やギャルメーク、「仮面ライダー」シリーズの劇場版では電波人間を演じるなど、個性的なキャラクターを演じてきた。今作は、どの役も上回る強烈なキャラで楽しませてくれる。話し方は乱暴で態度も悪く、健太の母美和役のMEGUMIさんとの乱闘シーンは、壮絶なのに思わず笑ってしまうほど。何かとモヤモヤしている人は、きっと勇気をもらえるだろう。(遠藤政樹/フリーライター)

「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」瀬戸利樹&松本享恭が再び変身! Vシネマ第1弾

「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ」予告編

 特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のVシネマ「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartI仮面ライダーブレイブ&スナイプ」(鈴村展弘監督)が、2週間限定で2月3日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開。劇場版「仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」(2017年)から2年後の世界を舞台に、檀黎斗/仮面ライダーゲンムが仕掛ける最後のゲームにライダーたちが立ち向かう。テレビシリーズでは語られなかった三つに連なった新エピソードを描く。

 鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ(瀬戸利樹さん)の前に、消滅したはずの小姫(中川可菜さん)が姿を現すが、復活を遂げたラブリカに心を操られていた。花家大我/仮面ライダースナイプ(松本享恭さん)の病院では、ニコ(黒崎レイナさん)を慕う米国人ゲーマーのルーク・キッドマン(ハリー杉山さん)が押しかけ、大我の目の前でラブリカのゲーム病を発症。その陰では檀黎斗(岩永徹也さん)が暗躍していた……というストーリー。

 小姫が復活した理由や黎斗の目的など、気になる内容が目白押しだ。テレビシリーズで描かれた要素や伏線を生かしたストーリー展開には、思わずうならされた。Vシネマという外伝的な扱いの作品ながら、本編にも通じるネタを、それも説得力を持たせて描いている。深く感心すると共にエグゼイドファンなら見逃せない。

 掘り下げられた飛彩の過去も見どころだし、相変わらずの黎斗のキレキレぶりも楽しめた。パート2「仮面ライダーパラドクスwithポッピー」(17日公開)、パート3「仮面ライダーゲンムVSレーザー」(3月3日公開)も待ち遠しい。(遠藤政樹/フリーライター)

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