映画まとめ3月10日公開 映画紹介&予告編 「去年の冬、きみと別れ」「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」「北の桜守」

「去年の冬、きみと別れ」岩田剛典の新境地 斎藤工は不気味な男を怪演

三代目JSB岩田剛典、斎藤工と対峙、上半身あらわなシーンも 主演映画「去年の冬、きみと別れ」の“予測不能”な本予告が公開
 ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の岩田剛典さんが主演する映画「去年の冬、きみと別れ」(瀧本智行監督)が3月10日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で公開。「教団X」で知られる芥川賞作家・中村文則さんの同名小説が原作で、野心的な若手記者・耶雲恭介と、彼が追う怪しげな天才カメラマンの木原坂雄大、耶雲の婚約者・松田百合子を巡るサスペンス作だ。 野心的な若手記者・耶雲(岩田さん)は、百合子(山本美月さん)との結婚を間近に控え、最後の大勝負として女性焼死事件の元容疑者で天才カメラマンの木原坂(斎藤工さん)に目を付ける。美しく怪しげな魅力を放つ木原坂を追ううちに耶雲は抜けることのできないわなに迷い込み、やがて百合子まで狙われてしまう……というストーリー。 木原坂の姉・朱里役で浅見れいなさん、女性焼死事件の被害者となった盲目の女性・吉岡亜希子役で土村芳さん、耶雲が持ち込んだ企画の担当編集者、小林良樹役で北村一輝さんが出演している。 見どころの一つは、主演の岩田さんの演技だ。声のトーン、表情など、爽やかな好青年のイメージを覆すような場面が次々と登場する。木原坂を演じる斎藤さんは、威圧感がある不気味な天才カメラマンを怪演。追う者、追われる者として2人の男がぶつかり合う姿は、迫力はもちろん、美しさすら感じさせる。 さまざまな伏線が張り巡らされ、映像化不可能ともいわれた原作の実写化ということで、ラストには「だまされた」と思うような結末が待っている。「すべての人がこの罠(わな)にハマる。」のキャッチコピーが付く作品。わなにかけられるのも楽しめる作品だ。(岡本温子/MANTAN)

「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」ジード濱田龍臣&オーブ石黒英雄の熱き競演!

「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」予告編
 特撮ドラマ「ウルトラマンジード」の劇場版「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」(坂本浩一監督)が3月10日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。ドラマは、ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ主人公がウルトラマンジードに変身し、地球を守るために戦う姿を描き、2017年7月~12月に放送された。映画は、ジードがウルトラマンオーブ、ウルトラマンゼロらと地球消滅の危機に立ち向かう。 知的生命体の住む星々を破壊する巨大人工頭脳ギルバリスが地球に接近。朝倉リク/ウルトラマンジード(濱田龍臣さん)は、ギルバリスの目的が「赤き鋼」の入手だということをジャグラス ジャグラー(青柳尊哉さん)から聞き、手がかりがあるとされる沖縄へと向かう。沖縄で出会ったアイル(本仮屋ユイカさん)は、リクがウルトラマンであることを見抜き、重大な使命を託そうとする。やがてギャラクトロン軍団が沖縄攻撃を開始。ジードやオーブ、応援に駆けつけたウルトラマンゼロが立ち向かうが、自分の使命にこだわり、焦るジードの行動が、ウルトラマンたちを更なる危機に陥らせる……というストーリー。 最近の「ウルトラマン」シリーズの劇場版の楽しみの一つに、歴代ウルトラマンたちの出演がある。その要素は健在。ジードとオーブが力を合わせて困難に立ち向かっていくシーンには胸が熱くなった。なんといっても石黒英雄さん演じるとガイが抜群にカッコいい。別働部隊ウルティメイトフォースゼロの登場はファン心をくすぐられ、リクとの出会いのエピソードは“胸アツ”だ。ジードの成長、オーブやジャグラーのその後の物語など、見どころを挙げたら切りがないが、バトルシーンでも変身フォームがこれでもかと出てきて爽快だった。(遠藤政樹/フリーライター)

「北の桜守」吉永小百合120本目 激動の時代を生き抜いた母と息子の絆描く

吉永小百合、映画出演120本目の作品 映画「北の桜守」予告編
 女優・吉永小百合さんの120本目の出演映画「北の桜守」(滝田洋二郎監督)が3月10日から丸の内TOEI(東京都中央区)ほか全国で公開。太平洋戦争末期の1945年から70年代の、いわゆる激動の時代を生き抜いた母(吉永さん)と息子(堺雅人さん)の絆を描いた感動作だ。北の凍てつく大地の中で、深い愛と強い心で息子を守り抜いた母と、そんな母に寄り添い支える息子のつながりに胸を打たれる。 1945年5月。南樺太で暮らす江蓮(えづれ)家の庭に、てつ(吉永さん)が大事に育ててきた桜の花が咲く。8月、ソ連軍が南樺太に侵攻。夫・徳次郎(阿部寛さん)は出征し、てつと2人の息子は、「満月の日、4人そろって桜を見よう」という徳次郎との約束を心の支えに、北海道の網走へと向かう。やがて時は流れ71年。米国に渡っていたてつの次男、修二郎(堺さん)が米企業の社長として帰国。札幌での新店オープンに追われる中、てつの異変を知らせる連絡が入り、修二郎はてつが暮らす網走へ向かう……という展開。ほかに篠原涼子さん、佐藤浩市さん、岸部一徳さんらが出演する。 「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く「北の3部作」最終章となる今作。てつは、これまで吉永さんが演じてきたヒロインとはやや趣が異なる。鏡の中の“友達”に手を振ったり、長ネギであらぬ誤解をされ途方に暮れたり……。過去のつらい体験のせいで記憶が途切れがちになり、そんな自分に戸惑うてつに、何度も胸を締め付けられた。 てつと修二郎の過去を巡る旅に“同行”しながら、当時、北の大地で起きた出来事と、それを乗り越えた人々の苦労に思いをはせた。意表を突かれたのは、ケラリーノ・サンドロビッチさんの演出による舞台演劇とのコラボレーションだ。太平洋戦争下、樺太で実際にあった悲劇をどう語るかで頭を悩ませた製作陣が、考え出したアイデアだという。最初こそ驚いたが、その場面があらわれるたびに心になじんでいき、フィナーレを目にしたときは、てつの苦労が報われた気がして、「てつさん、よかったね」と声をかけたくなった。(りんたいこ/フリーライター)

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