映画まとめ11月9、10日公開 映画紹介&予告編 「GODZILLA 星を喰う者」「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン」「生きてるだけで、愛。」

「GODZILLA 星を喰う者」 最終章で金色のギドラとゴジラが激突 怪獣、人間、神とは何か?

ゴジラ・アース、ギドラ激突!三つの首がまとわりつく 劇場版アニメ「GODZILLA 星を喰う者」予告編が公開
 怪獣映画「ゴジラ」の劇場版アニメの第3章「GODZILLA 星を喰(く)う者」(静野孔文監督・瀬下寛之監督)が11月9日からTOHOシネマズ 新宿(東京都新宿区)ほかで公開。シリーズ最終章。金色の高次元怪獣・ギドラがゴジラ・アースと激突する。 「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」などの静野さんとアニメ「亜人」などの瀬下さんのタッグで、2万年もの間地球に君臨し続けてきたゴジラと人類の因縁の物語を描く。「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などの虚淵玄(うろぶち・げん)さんがストーリー原案と脚本を担当し、「シドニアの騎士」「亜人」などのポリゴン・ピクチュアズが製作する。全3章。 第2章「決戦機動増殖都市」では、生態系の頂点に君臨するゴジラ・アースに対して武装要塞都市メカゴジラシティで戦いを挑んだが、失敗してしまった。第3章は地球人や異星人の科学、知恵をもってしてもゴジラ・アースが倒せない中、異星人の宗教種族エクシフの大司教・メトフィエスが、主人公・ハルオが戦いに生き延びたことは奇跡だと唱え、信者を増やす。 科学で歯が立たなければ、宗教や神にすがる。絶望的な状況になれば、そうなってしまうのかもしれない。もっともらしい言葉で人々を宗教の道に引きずり込むメトフィエス役の櫻井孝宏さんの美声を聞いていると、そんなことを考えさせられた。 話題のギドラはとにかく長い。長い三つの首がゴジラ・アースにまとわり付くビジュアルも公開されているが、竜のような三つの頭部、長い首、2本の長い尾、巨大な翼を持つこれまでのキングギドラとは姿形が異なる。何だか分からないものなのだが、不気味で神々しくもある。怪獣、人間、神とは何か?もテーマで、壮大なストーリーが展開される。テーマやギドラの存在などを含め、最終章はとにかくスケールが大きい。(小西鉄兵/MANTAN)

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン」 舞台は東京 主人公はアネモネ 新しくも懐かしく

「交響詩篇エウレカセブン」新作劇場版アニメ第2弾の予告編公開 幼いアネモネとエウレカ 史上最大のニルヴァーシュXも 「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」予告編
 2005~06年に放送されたテレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の劇場版アニメ第2作「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」(京田知己監督)が新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで11月10日公開。これまでの「エウレカセブン」と設定ががらりと変わり、東京が舞台。人気キャラクターのアネモネが主人公として登場する。 「エウレカセブン」は、世界を揺るがせた大災害「サマー・オブ・ラブ」で、英雄だった父・アドロックを失ったレントンの前に、LFO(巨大人型ロボットの総称)のニルヴァーシュと反政府組織ゲッコーステイトの少女エウレカが現れ、戦いに巻き込まれていく……というストーリー。 京田監督、脚本の佐藤大さん、キャラクターデザインの吉田健一さんといったテレビアニメのスタッフが再集結し、テレビアニメと同様にボンズが製作。3部作で第1作「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」が17年9月に公開された。 アネモネは石井・風花・アネモネという名前となり、父・石井賢も登場する。アネモネは人類の敵である7番目のエウレカ(エウレカセブン)と戦うための組織・アシッドの一員。ホワイトルームという施設で、エウレカセブンの中に意識、精神を送り込まれる。ここまでを読むと「エウレカセブン」とは別の作品と感じるかもしれない。 しかし、公開中の予告映像にエウレカやドミニクも登場していることからも分かる通り、これまでの作品とつながっている。テレビアニメの放送開始から約13年がたち、子供だった昔のファンも大人になり、時代もライフスタイルも変わった。過去の作品をただ焼き直すのではなく、今の時代だからこそできることに挑戦しながら、リブートしていることが随所にうかがえる。 テクノが流れるバトルシーンをはじめ、シンセサイザーやリズムマシンの名機をモチーフにしたデザイン、専門用語など「これぞエウレカセブン!」という要素は変わらない。ネタバレになるので詳細は書けないが、“あの人たち”による名曲のカバーが挿入歌として流れるのにも驚かされた。新しいが、懐かしくもある作品に仕上がっている。(小西鉄兵/MANTAN)

「生きてるだけで、愛。」趣里主演 他者とのつながり方を問題提起 恋人役は菅田将暉

趣里、菅田将暉と恋人役 涙を流すシーンも 映画「生きてるだけで、愛。」予告編が公開
 女優の趣里さん主演の映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督)が、11月9日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。趣里さん演じる、うつで引きこもりのヒロインが、菅田将暉さん演じる同棲(どうせい)相手の元カノが現れたことで、外の世界と関わらざるを得なくなる姿を描いていく。自分自身をコントロールできず、時に過激な行動に出るヒロインを、趣里さんが好演している。 寧子(やすこ=趣里さん)が、週刊誌記者の津奈木(菅田さん)と同棲して3年になる。元々精神的に不安定な寧子は、うつ状態に突入。働きもせず、うつの招く過眠症のせいで惰眠をむさぼる日々を送っていた。そんな寧子を否定せず、優しく接する津奈木。彼もまた、書きたくもないゴシップ記事を書きながら毎日をやり過ごしていた。そんな中、寧子の前に津奈木の元カノの安堂(仲里依紗さん)が現れる……。ほかに、田中哲司さん、西田尚美さん、松重豊さん、石橋静河さん、織田梨沙さんが出演する。 作家、本谷有希子さんの同名小説が原作。小説では存在感の薄かった津奈木が、彼もまた問題を抱える血の通った人間として描かれている。それによって、人間関係の重要性がより色濃く浮かび上がるラブストーリーになっている。 自動販売機に頭突きをくらわせたり、津奈木が買ってきたコンビニ弁当をかすめ取ったり、せっかく始めたアルバイト先での、感情の針が一気に振り切れたときの突発的な行動……寧子の奇行の数々は、肯定はできないが理解はできる。 一方の津奈木は、包容力のある男性に見えて、その実、居心地の良さを求め、現実から目を背けているだけとも映る。ストレス社会、孤立社会といわれる今を生きる誰もが、寧子や津奈木のようになる危険性をはらんでいる。映画を見ながら、現在のような他者とのつながり方で大丈夫か、と問われている気がした。 希望と絶望の間をふらふらと往来する寧子を演じた趣里さん。今年4月期に放送されたドラマ「ブラックペアン」での看護師の猫田役は鮮烈だったが、今回の寧子役もそれに引けを取らないほど鮮烈。その寧子の生活をかき乱す安堂役・仲さんの、すご味ある演技も見どころの一つだ。(りんたいこ/フリーライター)

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