映画まとめ11月16日公開 映画紹介&予告編 「人魚の眠る家」「母さんがどんなに僕を嫌いでも」

「人魚の眠る家」篠原涼子主演 娘の奇跡を信じる母が切なく問い掛ける 夫役は西島秀俊

篠原涼子が主演 映画「人魚の眠る家」予告編第2弾が公開 衝撃と感涙の映像に

 篠原涼子さんと西島秀俊さんが映画初共演で夫婦役を演じた「人魚の眠る家」(堤幸彦監督)が、11月16日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。東野圭吾さんの同名ベストセラー小説が原作。事故で脳死状態になった娘を巡る一家の葛藤を描いたヒューマンミステリーだ。眠り続ける娘に希望を捨てない母親の愛情と狂気を、篠原さんが胸に迫る芝居で演じ、見る人に切なく問い掛けてくる。

 娘・瑞穂(稲垣来泉ちゃん)の小学校受験が終わったら離婚する予定だった播磨薫子(篠原さん)と和昌(西島さん)に、突然悲劇が訪れる。瑞穂がプールで溺れて意識不明となり、昏睡(こんすい)状態に陥ったのだ。脳外科医の進藤(田中哲司さん)に「脳死の可能性が高く、回復の見込みなし」と告げられた夫婦は、究極の選択を迫られるが、奇跡を信じた薫子は……という展開。

 和昌の経営するIT機器メーカーの研究員で、薫子の信頼を得る役を坂口健太郎さん、その恋人役を川栄李奈さん、薫子の妹役を山口紗弥加さん、薫子の母親役を松坂慶子さん、和昌の父親役を田中泯さんが演じる。

 脳死、臓器移植……人の死の定義について考えさせられる難しいテーマ。母が娘を思う強い気持ちを軸に描かれる。周囲の人を振り回し、何かを見失っていく薫子。母性あるがゆえの切実な姿に共感と違和感の両方をはらみつつ、観客に問い掛けてくる。娘の死を受け入れられず、暴走していく薫子の痛いほどの感情を、篠原さんが繊細に表現した。

 近未来的な技術に頼り、娘の命を操る場面では、薄気味悪さと愛情の深さが複雑に絡み合う名シーンになった。冷静さを保とうとする父親との対比も面白い。西島さんはハマリ役だ。

 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年)や「この世界の片隅に」(18年、TBS系)などに出演した経歴を持つ子役の来泉ちゃんが、意識不明のまま成長していくという難しい役柄を見事に演じている。

 原作は、東野さんの作家デビュー30周年記念作。堤監督にとって、東野さん原作の映画化は「天空の蜂」(15年)に続く2作目。2年間の物語を2カ月かけて撮影したという。脚本は、「ガール」(12年)などの篠崎絵里子さん。(キョーコ/フリーライター)

「母さんがどんなに僕を嫌いでも」太賀と吉田羊の激しい母子愛憎劇

吉田羊「あんたなんか生まなきゃよかった」と泣き叫ぶ 太賀と親子役 映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」予告編が公開

 女優の吉田羊さん、俳優の太賀さんが母子役で共演する映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(御法川修監督)が、11月16日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開。幼い頃、母に愛されなかった主人公が、大人になり母と対峙(たいじ)し、母の愛を勝ち得るまでを描いていく。

 幼い頃から、大好きな母・光子(吉田さん)からの心ない言葉や暴力に耐え、必死に生きてきたタイジ(太賀さん)。しかし、17歳のとき、母からこれまでにないほどの仕打ちを受け、ついに家を飛び出し、一人で生き始める。やがて大人になったタイジの元に母から連絡が入り……というストーリー。原作は、マンガ家、小説家として活動する人気ブロガーの歌川たいじさんが、自身の体験をつづった同名コミックエッセー。主題歌はボーカルグループ「ゴスペラーズ」の「Seven Seas Journey」。

 幼い頃からタイジを気にかけ、励まし続けた婆ちゃん(木野花さん)とタイジのやりとりに涙が流れた。タイジを、ただ優しく扱うだけでなく、過去に負った心の傷をさらけ出させた毒舌家のキミツ(森崎ウィンさん)、タイジの会社の同僚カナ(秋月三佳さん)、カナの恋人・大将(白石隼也さん)の友情に胸が熱くなった。何より、ひどい仕打ちを受け、何度も心が折れそうになりながら、母に立ち向かっていったタイジの強さに心が震えた。

 放送中のドラマ「今日から俺は!!」で、妙にぶ厚い胸板とリーゼントヘアで硬派な不良高校生を演じている太賀さんが、打って変わって母の愛をつかみ取ろうとする、繊細で強い若者を好演。吉田さんも、内面にどす黒い感情が渦巻き、そのイライラを息子にぶつける“鬼母”役で、さすがの演技を見せる。

 木野さんをはじめとする共演者も皆、味わい深く、中でも、タイジの幼少期を演じた小山春朋くんのいじらしさと、森崎さんの愛嬌(あいきょう)たっぷりの演技は印象に残った。

 気分が沈み込むだろうと身構えて鑑賞した。実際、母と息子の激しい愛憎劇に何度も胸が締め付けられた。しかし、ちりばめられたユーモアと、何より、原作者、スタッフ、キャストの人間力のお陰で、登場人物全員がいとおしく思える作品に仕上がっていた。(りんたいこ/フリーライター)

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