宗田理さんのベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」（KADOKAWA）が原作の劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」（村野佑太監督、12月13日公開）の予告編、ポスタービジュアルが10月3日、公開された。同作は、1988年公開の実写映画で主人公・中山ひとみを演じた女優の宮沢りえさんが、“2020年の中山ひとみ”の声優を務めることも話題となっている。予告編には、中山ひとみが子供たちに「大事なのは結果じゃなくてチャレンジすることよ」とエールを送る姿が収められている。

　予告編は、親の都合で強引に引っ越しが決まった高校生の千代野綾にクラスメートの鈴原守が「逃げましょう……大人に見つからない場所に！」と、逃避行を提案する場面から始まり、7日間のバースデーキャンプが大人たちを巻き込む“戦争”に発展していく様子が描かれる。廃工場に集まった6人の子供たちが協力して、工場にあるものを武器に大人たちに立ち向かう場面なども収められている。シンガー・ソングライターのSano ibukiさんが主題歌を担当することも発表され、予告編で主題歌「決戦前夜」の一部が公開されている。

　原作「ぼくらの七日間戦争」は、累計発行部数2000万部を超える「ぼくら」シリーズの第1作で、1985年に刊行。劇場版アニメは、実写映画で描かれた“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年を舞台に“7日間”の冒険が描かれる。いつも一人で本ばかり読んでいる鈴原守、議員である父親の都合で1週間後に東京に引っ越すことになった千代野綾たちが、古い石炭工場を秘密基地に7日間、大人から隠れようとする……というストーリー。

　人気グループ「DISH／／」のメンバーで俳優の北村匠海さんが鈴原守、女優の芳根京子さんが千代野綾を演じ、潘めぐみさん、鈴木達央さん、大塚剛央さん、道井悠さん、小市眞琴さん、櫻井孝宏さんも声優として出演する。