【動画】「恋つづ」来生先生役で話題の毎熊克哉、主演映画の躍進願う「現状に負けずに進化してくれたら」
3月17日に最終回を迎えた連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも(恋つづ)」の来生先生役で話題となった俳優の毎熊克哉さんが21日、東京都内で行われた主演映画「いざなぎ暮れた。」(笠木望監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。
舞台あいさつは新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客で開催。毎熊さんは、現在の状況について心境を聞かれると「何とも言えないですね、『コロナめ』という感じですけど……」と寂し気に語りつつ、主演映画について「せっかく映画館で上映したり、海外の映画祭で上映してもらったりといい状態もあるので、できれば現状に負けずに進化してくれたらうれしいです」と思いを語った。
2018年は13本の映画に出演し、「恋つづ」では循環器内科の医師、来生晃一役を好演するなど活躍中の毎熊さんは、主演作が公開された気持ちを聞かれると「撮影は昨年2月ごろで、当時はこんないい映画館で上映できると思わずに撮っていましたので、ここでごあいさつできることをうれしく思っています」と喜びを表現。また、最後に「この映画は短い時間で撮ったんですが、あと2、3分なかったら撮れなかったカットや想像してなかった生々しさがたくさん映っている。せっかく完成したので、どんな形でもいいのでいろんな方に空気感を楽しんでいただけたらうれしい」と思いを明かした。
舞台あいさつにはダブル主演の武田梨奈さん、お笑いトリオ「ネルソンズ」の青山フォール勝ちさんと岸健之助さん、笠木監督らも出席。同作は毎熊さんが「モナコ国際映画祭」で最優秀男優賞、武田さんが「シネマ・オブ・ザ・ワールド」で最優秀主演女優賞、「ハリウッド・ヴァージ・フィルム・アワード」で最優秀助演女優賞を受賞しており、舞台あいさつでは賞状の授与式も行われた。
「いざなぎ暮れた。」は2019年4月に開催された「第11回沖縄国際映画祭」のために製作されたブラックコメディー・ロードムービー。東京から“神様に一番近い港町”といわれる島根県美保関まで弾丸旅行してきたノボル(毎熊さん)とその恋人ノリコ(武田さん)。ノボルにはその旅行の中で、親戚に“オレオレ詐欺”をするという秘密の目的があり……というストーリー。2月21日から島根県で先行公開され、3月20日から4月2日までテアトル新宿(東京都新宿区)で公開中。