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女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」のビジュアルが描かれた、JALの特別塗装(ボーイング737-800型機)が4月19日、羽田空港でお披露目された。機体には広瀬さん演じるヒロイン・奥原なつと物語の舞台である北海道の雄大な自然が描かれている。
お披露目会に出席した広瀬さんは「飛行機に大きく、自分の顔がラッピングしてもらえるのは最初で最後だと思うので、光栄に思います」と喜びを語った。
「なつぞら」特別塗装機は19日~9月中旬まで運航予定。初便は羽田空港~とかち帯広空港(北海道帯広市)で、その後は国内各地を飛び回るという。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人、山田天陽(てんよう)から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。全156回を予定。