アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループで、新潟が拠点の「NGT48」の今村悦朗・劇場支配人が、2016年1月にオープンする「NGT48劇場」（新潟市中央区）の成功を祈願して、東京から新潟まで約354キロを徒歩と自転車で移動するプロジェクトが行われることが12月28日、分かった。30日にスタートし16年1月9日の到着を目指す。

　AKB48劇場入り口に飾られていた「48」の文字が入ったパネルを持って縦断に挑戦する今村支配人は28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で会見。「できるかどうか分からないけど、このプレート（パネル）を新潟に自分の力で持って行って、（AKB48グループの）新たな10年目をNGT48がちゃんと紡いでいこうという思いでいる」と決意を語った。

　会見にはAKB48グループの新たな総監督に就任した横山由依さんも出席。「いろんなできごとやファンの方たちとか全部見てきているパネルなので、それが（AKBグループが）11年目に入って初めてできるNGT48に継承できるのはすごく意味のあることだと思う。自ら困難に立ち向かっていく姿はAKB48の本来あるべき姿と重なる。また新しい歴史が生まれるんじゃないかと。楽しみですね」と期待を込めた。

　また、NGT48のキャプテンを務める北原里英さんについても「（北原さんは）AKB歴8年を超えているので、そこで新境地に挑戦するのがすごく格好良い。先が見えてないことへ挑戦する姿勢は、私も含めて他のメンバーにも刺激を与えていると思う。りえちゃんらしいキャプテンをやってもらえたら」とエールを送った。

　プロジェクトは「繋げ！ AKB48劇場の魂を！ NGT48今村の東京→新潟 日本縦断354km行脚！」と題され、今村支配人がAKB48劇場をスタートし、徒歩と自転車のみでゴールのNGT48劇場を目指す。移動の様子はNGT48公式モバイルやトークアプリ「755」、NGT48公式LINEブログなどで公開される。