お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代さんが12月6日、お台場パレットタウン（東京都江東区）で行われたウォルト・ディズニー製作のアクションアドベンチャー映画「オズ　はじまりの戦い」（13年3月8日公開）の「オズツリー」点灯式イベントに登場。女子ボクシング選手としても活動するしずちゃんは、20日に山形市で開幕する全日本女子選手権に出場することについて、「前回の全日本で優勝しているので、必ず2連覇したい！」と力強くコメント。クリスマス・イブの24日が決勝戦ということから、「自分にもお世話になったまわりの方にも、勝って"優勝"をプレゼントしたい！」と宣言した。

しずちゃんが大会に出場するのは、ロンドン五輪の予選を兼ねた5月の女子世界選手権以来約7カ月ぶり。試合に向けて、現在はスパーリングなどのトレーニングを行っているというしずちゃんは、「今は仕事をセーブせずにやっているので、あと2週間ちょっと体調管理をしっかりしたい。一生懸命がんばりたい」と決意を語っていた。

この日の点灯式は、同映画の公開を記念して行われた。顔面緑色のメークで、オズの敵となる緑の魔女に仮装して登場したしずちゃんは、「人生でこんなに緑になるのは、最初で最後だと思う」と苦笑い。緑色が好きというしずちゃんだが、「鏡を見て、カエルの化け物みたいと思った」と自虐的に話し、会場に集まった観客を笑わせた。

またクリスマスの理想の過ごし方について、しずちゃんは「すてきな男性と過ごしてみたいな～」とうっとりした表情で、「まだお会いしたことがないんですけど、俳優の森山未來くんが（しずちゃんに）合うんちゃうかな。言葉を返さなくても一緒にいられる関係みたいな」と言いたい放題だった。なお、早期胃がんで入院し休養に入ったお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんについては、「早期発見だったので、早いうちに治してしまえば大丈夫。早く治してもらって、仕事を一緒にさせていただきたい」とエールを送った。

「オズ はじまりの戦い」は、「スパイダーマン」3部作のサム・ライミ監督が、作家ライマン・フランク・ボームさんが生んだ名作「オズの魔法使い」の知られざる過去を描く物語。さえない手品師のオスカーが魔法の国「オズ」を救うため、美し過ぎる魔女たちとの壮大な戦いを繰り広げ、オズの魔法使いになるまでを描いていく。主人公のオスカーを 「猿の惑星　創世記」のジェームズ・フランコさんが演じ、オズの国の3人の魔女たちを「マリリン7日間の恋」でゴールデン・グローブ賞を受賞したミシェル・ウィリアムズさん、「ナイロビの蜂」でアカデミー助演女優賞に輝いたレイチェル・ワイズさん、「ブラック・スワン」のミラ・クニスさんが演じている。（毎日新聞デジタル）